Altium Vault Server と Altium Personal Vault の機能
Altium Vault では Altium Vault Server と Altium Personal Vault の 2種類が用意されていますが、これらはは同じ技術情報管理機能を備えています。そして、双方ともリビジョン管理やライフサイクル状態管理が可能であり、エレクトロニクス設計データを保存、管理するサーバーベースのソフトウェア アプリケーションです。
これらは双方とも Altium Designer からのアクセス手順や、操作方法に大きな違いは無く、Personal Vault で設計者は Altium Designer と連携してこれらの機能を利用できます。しかし別の場所から Altium Vault にアクセスすることはきません。
Altium Vault Server
リビジョン管理、サプライチェーン、ライフサイクル管理(PLM)機能によって、信頼性の高いデザイン・製品データ管理を可能にするする 技術情報管理システムを提供しします。またユーザー間でのコンテンツの共有やアクセスアクセスをコントロールが可能ですす。この Altium Vault Server では 4 人以上のユーザが同時にアクセスする必要がある運用現場を対象にしており、内蔵されている Identity Service データベース認証システム (IDS) によりユーザを識別し、ユーザーを個々管理することができます。同時にログインするユーザ数は、ローカルのライセンスを通してコントロールされます。この Altium Vault Server では、サブスクリプション付きのライセンスを個々あたは 5 User 単位で購入することができます。また永久ライセンスまたは期間限定ライセンス(サブスクリプションライセンス)を追加購入してユーザ数を追加することができます。
Altium Personal Vault Altium
Personal Vault は個人、または少人数の運用現場で技術情報を管理する為のシステムです。リビジョン管理、サプライチェーン、ライフサイクル管理(PLM)機能によってデザイン・製品データ管理が可能です。3 人までのユーザが同時にアクセスできますが匿名で接続しますので、ユーザー管理およびコンテンツのアクセス管理機能は利用できません。またこの Altium Personal Vault では、クライアントライセンスは不要です。
Altium Vault Server は 将来の基幹システムの構築に役立ちます。尤もこのようなシステムは大規模な運用現場では必要なものであり、小規模な現場では Personal Vault でカバーできる場合が多いはずです。
また Altium Vault Server は WEB ブラウザからアクセスできるという利点があります。これは特に、世界各国に分散している運用現場からリソースにアクセスしたい場合に役立ちます。一方 Personal Vault にはこのような機能はありません。
Vault Server と Altium Personal Vault の機能比較
Altium Vault の機能 |
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機能 | Personal vault | vault Server |
リビジョン管理 | ○ | ○ |
ライフサイクル管理 | ○ | ○ |
管理されたIPの再利用 | ○ | ○ |
Where-Usedレポートとナビゲーション | ○ | ○ |
サプライチェーン・インテリジェンス | ○ | ○ |
リリース管理のコントロール | ○ | ○ |
永久同時接続 | 3 | 5 |
追加の接続とユーザーをサポートする機能 | x | ○ |
接続タイプ | 匿名 | 識別 |
デザインアイテムへアクセスするためのコントロール | x | ○ |
その他、機能の詳細については Vault によるエレクトロニクス設計 SMART DESIGN DATA MANAGEMENT AND COLLABORATION.をご覧ください。
Altium Vault についての不明点は Altium 問合せ・リクエストフォーム からお問合せください。