Windows 8 への移行と Protel 99 SE

Windows 8がリリースされてからすでに 2年が経過しており、A;tium Designer のユーザーも PC の更新時には Windoes 8 を選択される場合が多いようです。そこで、古いものを大事に使うのが信条のアンビルコンサルティングでも重い腰を上げ、セールス用の PC 環境を Windows 8.1 プラットフォームに更新することにしました。

Windows 7 から 8.1 への一世代分の移行という事でもあり、一部の古いソフトを除いて無事インストールが完了し、動作確認を兼ねて利用を始めたところです。また、常用することはありませんが、古い機材の設定用プログラム等を使うために Windows XP 環境が必要になりますので、仮想環境 Hyper-V に Windows XP SP3 をインストールしました。

これで、新旧合わせて万全の動作環境が整いましたので、以前からお問い合わせの多い、新しい OS 環境での Protel 99 SE の動作を確認してみました。Protel 99 SE は Windows 7 でライブラリファイルの組み込みができないことが分かっています。そして、今回行った Windows 8.1 での確認の結果もこれと同様、デフォルトで組み込まれているものに対して、新にライブラリを追加することはできませんでした。念のため、仮想環境の Wimndows XP 上にもインストールし、動作確認をしてみたところ、こちらでは問題無いようです。

 Windows 8 環境での Protel 99 SE の編集画面。 右側が仮想環境での動作

p99se_win8w500

Protel 99 SE は軽量ですので瞬時にスパッと立ち上がり、完全ではありませんが動きます。Protel 99 SE で作成された古いファイルを同じ環境で修正したいというような場合がありますが、新たな部品の追加が不要な場合には、Windows 8の環境でも利用可能だと思います。しかし部品の追加が必要な場合には、仮想環境で利用することが必要になります。

追記・修正:2014年10月17日
上記 Protel 99 SEのライブラリ組み込みの不具合については、簡単なプログラムの修正で解消されることが報告 されています。当方でこの対策を試したところ Windows 8.1 の環境で正常に動作しました。ただし詳しくは動作確認をしていません。また Altium 公認の用法ではありませんご利用になる場合には充分な事前確認のうえ自己責任でお願いします。

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