Windows 10 にアップデートしました

先日予約しておいた Windows 10 へのアップデートを行いました。

アップデートしたのはは以前の記事、” Windows 8 への移行と Protel 99 SE ” と ” 新しい Windows 8 プラットフォーム“で紹介した PC です。

Windows 10 へのアッデートは、画面に表示さたガイドに通りの操作で難なく完了しました。再起動の後、表示された Wimndows 10 の画面は、Windows 8.1 よりも Wimndows 7 に近く好感が持てるものでした。

大まかに確認したとこでは、アップデート前の Windows 8 プラットフォームにインストールしてあったアプリケーションは、特に問題なく動作しました。ただし全てがうまくいったという訳ではなく、Windows Livemail 2012 から USB ハードディスク内に保存されているメールデータに接続したところ、「Calenders データが壊れています」というメッセージが表示されて起動できませんでした。しかしこのデータをそのまま内臓ハードディスクにコピーしたところ問題なく動作しましたので、データが壊れているわけでは無く USB ハードディスクとのクラスタサイズやフォーマット(NTFS/FAT32)の違いによって不具合が生じたのではないかと思います。

また、Hyper-V 仮想環境とそれにインストールされていた、Windows XPと、その環境で動作していた Protel 99 SE もコンディションが引き継がれ、特に問題なく動作しているようです。

さらにこの新しい環境に Altium Designer の最新版 15.1.14 をクリーンインストールしみたところ、特に問題は見受けれれませんでした。Altium から Windows 10 へのサポートの表明はまだ行われていませんが、すでに Altium のフォーラムにはユーザーからの動作報告が寄せられており、CAM エディターの一部の機能を除き正常に動作しているようです。

そしてこの Windows 10 では Altium Designer のインストール完了の直後に「Windows ファイアーウォールが DXP.EXE をブロック」していることを示す警告が表示され、ライセンス認証に関する障害の回避に役立ちます。

Windows 10 で動く Altium Designer 15.1.4 と Protel 99 SE sp6
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また旧バージョンの新規インストールは試していませんが、インストール済の Protel 99 SE と Altium Designer 14 は以前と変わらず動いているようです。ただし、小さなサンプルファイルを読み込み、部品配置と配線を数分間試してみた範囲での話です。

旧バージョンからの移行期には、新旧の Altium/Protel が同一環境で動作することが重要ですので、Protel 99 SE から Altium Designer へのアップグレードを予定されているユーザーにとっても  Windows10 は使える os なのではないかと思います。

なお、Protel 等の古いプログラムを新しい OS で利用する場合には、なんらかの不具合が生じる事を前提に事前に十分なテストが必要です。また Protel 99 SE にライブラリを組み込む為には、サードパーティーから提供されているパッチを当てる必要があります。これらはメーカーのサポート外の用法ですので、事前に使用許諾契約書の内容を確認のうえ、自己責任でご利用ください。

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