PCB 伝送線路解析の実践的学習セミナー

PCB 伝送線路解析技術に関するセミナーのご案内です。ただしこのセミナーはアンビル コンサルティングの開催ではなく、ST-Lab 技術美探究会によるものです。またこのセミナーは Altium Designer の機能とは関係なく、純粋に線路解析技術をを学ぶためのものです。高速回路の安定化の為にぜひともこのセミナーをお役立てください。

—- 以下転載 —————————————

『 シグナルインテグリティ解析手法の実践的ポイント』

Excel や SPICE 等の身近に使えるツールを活用しながら、信号品質確保の要点をわかりやすく学ぶ講座です。すぐに使える伝送線路解析手法とシグナルインテグリティのための実践的ポイントを学び、電子回路を含む製品の安定性や品質向上のために活かしましょう。 

  • 日程
    2014年2月14日(金)、2月28日(金)、3月14日(金)  各日とも 13:30 ~ 16:30

  • 会場
    日本マネジメント開発研究所 6F 会議室 (JMDルーム)
    〒600-8412 京都市下京区烏丸通綾小路下ル二帖半敷町645 四条地下鉄ビル6F http://www.abab.co.jp/page/jmd/access.html
    京都市営地下鉄四条駅、もしくは阪急烏丸駅で降りて頂き、地下鉄綾小路4番出口(エレベーターにて上がる)のビルです。

  • 講師
    高橋 成正(ST-Lab 技術美探究会)

  • 参加料
    12,000円(税込 3日分、セミナー開催日に現金でお支払下さい。) 各テーマ毎に申込の場合は、1セミナー当たり 5,000円となります。 

  • 申込み方法
    以下の書式に記入いただき、申し込み先( n.takahashi@st-lab.jp )にメールで送付ください。
    氏名:
    会社名:
    所属:
    受講セミナー :
    受講日を選択して下さい →【 2/14, 2/28, 3/14 】       
    メールアドレス:
    領収書宛名:

申込み・お問い合わせ先 ST-Lab 技術美研究所  E-mail:n.takahashi@st-lab.jp

【受講対象】  
・ デジタル回路のノイズ対策でお困りのエンジニアの方  
・ DDR3 などの伝送線路解析でシミュレータ導入を検討されている方  
・ シグナル・インテグリティの基礎を勉強したい方  
・ SPICE シミュレータの基本操作を修得したい方  

【予備知識】  
・以下の知識があるとよい。   
–  電気回路の基礎知識(オームの法則、インピーダンス、R・L・C のふるまい)    
–  集中定数回路と分布定数回路の基礎知識    
–  SPICE シミュレータの概要 (トランジェント解析)    
–  Excel の基本操作(データや数式の入力)

 ・参考書籍    
– 『 エリック・ポガティン 高速デジタル信号の伝送技術 シグナルインテグリティ入門 』 丸善株式会社    
– 『 High-Speed Digital System Design – A Handbook of Interconnect Theory and Design Practices 』 WILEY-INTERCIENCE
– 『 Timing Analysis and Simulation for Signal Integrity Engineers 』 PRENTICE HALL  

【修得知識】  
・高速信号における品質問題の根本原因と対策手法が理解できる
 ・無償ソフトウェアを使って伝送線路シミュレーションが行える  
・プリ・ポスト解析 及び タイミングマージン算出まで、一連のSIモデリング手法が理解できる  

【講師コメント】
低電圧・大電流の高速デジタル回路に対応するには高速信号の波形品質確保が重要となってきます。データ転送レートも高くなっているため、数十 ps レベルでのタイミング調整が必要になってきました。そのため従来設計手法の踏襲だけでは、動作検証・ノイズ対策が非常に困難と言えます。本セミナーでは、無償ソフトウェアを使って、DDR3 SDRAM 周りなどの高速信号に対して、回路設計・基板パターン設計で実務に適用できる SI 解析手法を体験していただきます。   

★ 第 1回目 :
2014年2月14日(金) 13時30分 – 16時30分 『 Signal Integrity (SI) の概要 』※ ノートパソコン持参   
(1). 特性インピーダンス   
(2). 集中定数回路と分布定数回路   
(3). クロストーク   
(4). シングルエンド信号伝送とディファレンシャル信号伝送   
(5). Sパラメータ  
(6). チップ・パッケージ・ボード の協調設計   
(7). SI でおこなう代表的な解析事例
–  特性インピーダンス
–  プリ・シミュレーション
–  ポスト・シミュレーション
–  タイミングマージン解析
–  I/O 同時スイッチングノイズ解析
–  GHz 高速信号の SI シミュレーション    
(8).エクセルによるハンズオン課題 (随時)

★ 第 2回目 :
2014年2月28日(金) 13時30分 – 16時30分 『 SI ハンズオントレーニング(基本編) 』 ※ ノートパソコン持参  
(1). 無償ソフトウェア(機能制限なし) のダウンロードと導入  
(2). タイムドメインと周波数ドメイン  
(3). IBIS モデルの概要  
(4). SPICE によるハンズオン課題
–  IBIS モデルから SPICE subckt モデルへの変換
–  PRBS (疑似ランダムパターン) 生成回路
–  アイパターンの表示
–  S パラメータの算出
(5). タイミングマージンの計算方法

★ 第 3回目 :
2014年3月14日(金) 13時30分 – 16時30分 『 SI ハンズオントレーニング (実践編) 』  ※ ノートパソコン持参  
(1). DDR3 インターフェース SI 解析課題の説明  
(2). ハンズオン課題
–  配布データの確認
–  基板層構成の決定
–  特性インピーダンスの決定
–  FPGA, Memory の I/O モデル選定
–  IBIS モデルから SPICE subckt モデルへの変換
–  SI プリシミュレーション
–  配線トポロジーの決定 (DQS, DQ 信号) 
–  トレランス(IBIS, 特性インピーダンス、配線長)を考慮した解析
–  タイミングマージンの算出
(3) SI 設計・解析結果報告書の作成

◆◆◆ 重要 ◆◆◆
・ 応募者が最低開催可能人数(2名)に達しない場合、開催をキャンセル・日程変更をさせて頂く場合があります。あらかじめ、ご了承願います。
・ 会場の都合とセミナー理解度の向上を図るため、受講者は最大 8名に制限させていただきます。
(申し込み先着順)
・ ハンズオン課題を全て終了され、基準レベルに到達された受講者の方には SI スキル認定証
(ST-Lab認定)を授与します。

—————————————————–

 以上、申込み・お問い合わせは、ST-Lab 技術美研究所  E-mail:n.takahashi@st-lab.jp まで。

1,476 total views, 1 views today