見逃せない Altium Designer 15.1 の新機能

Altium Designer 15.1 がリリースされ Altium のサイト では動画などで新機能が紹介されています。

これによると全体的には、やはり、フレキ・3D・高速伝送路などの新しいテクノロジーのサポートにフォーカスした新機能が多く、バージョン番号がわずか 0,1 しか増えていものとは思えないほどの充実ぶりです。

そしてさらにリリースノートを見てみると意外にも、だれもが日常的に使用する地味な機能にも多くの改良が加えられていることがわかります。

たとえば、今まで穴図(ドリルレドローイング)は一旦ドリルデータを CAM出力しないと画面上に表示されませんでしいたが、この新バージョンではデータ出力しなくてもリアルタイムに表示されるようになりました。

このように 15.1 では、今まで出来そうで出来なかったことが、あたたり前のようにできるようになっていますので、ますはこれらの地味な新機能を紹介したいと思います。

● パッドとビアのテンプレート・ライグラリ(Pad & Via Templates and Libraries)
 今までは、パッドとビアを呼び出してから数値入力をすることが必要でしたが、あらかじめ使用するサイズのものを登録しておけるようになりました。

● ドリルドローイングのリアルタイム表皮(Live Drill Drawing)
CAM 出力しなくても、穴図がリアルタイムに表示されるようになりました。

● OrCAD 16.x の読込のサポート(OrCAD 16.x Import Support)
OrCAD の新しいバージョンで保存された回路図を読めるようになりました。

● 穴径に対する、ソルダーマスク・エクスパンションのサイズ指定(Solder Mask Expansion from Hole)
ドリル穴に対する拡大値により、ソルダーマスクのサイズを指定できるようになりました。

● 一覧表入力による回路図シンボル作成機能(Schematic Symbol Generation Tool)
部品のピン数やピン名とその配置を一覧表に記入し、回路図シンボルを自動作成できるようになりました。

さらに上記以外にも、多用する基本的な機能への改良点が紹介されていますので、せひともこちらの リリースノート をご確認ください。(始めての方は 利用者登録 が必要です)

さらに、Altium Designer 15.1 のリリースにあわせて用意された専用ページでは、新しいテクノロジーに対応した先進の機能が動画で紹介されていますので、こちら もあわせてご覧ください。

AD151

また、アンビルコンサルティングではこの Altium Designer 15.1 の評価版の提供 とテクニカルサポートを無償で行っておりますので、こちら からご請求下さい。

さらに、6月26日までのキャンペーン で安価にアップグレードできますので、是非とも旧バージョンからの移行をご検討下さい。

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