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CircuitMaker の名を騙る偽インストーラ

CircuitMaker の名を騙る、迷惑ソフトのインストーラにご注意ください。

Altium の活発な動きを受け、仕事の合間に CircuitMaker に関する情報を拾い集めたりしていますが、先週 “CircuitMaker” で WEB 検索をかけたところ、CircuitMaker の名を騙る、迷惑ソフトのインストーラ が堂々と配布されているころがわかりました。

以下は “CircuitMaker” での検索結果です。

 smaker62dl1

 smaker62dl2

これらのダウンロードぺージは、 以前に無償配布されていた CircuitMaker 6.2 Student を対象としたもののようにも見えますが、これらの一つからダウンロードを試したところ、とんでもない偽装が行われていることがわかりました。

ダウンロードした Install Circuitmaker ショートカットを起動するとインストーラが起動し、”CircuitMaker”というタイトルのダイアログボックスが出てきます。ところが “ACCEPT”ボタンを押すと、CircuitMaker とは縁もゆかりも無い、複数のツールがインストールされます。

smakerinstdialog

そのうちの一つは “エラーを見せつけ不安を煽って購入誘導する要注意な迷惑ソフト” にもリストされている ”Optimizer Pro” という迷惑ソフトでした。

現在 Altium では、自社サイト以外からの CircuitMeker プログラムの提供は行っていません。

またもし、以前に無償で提供されていた CircuitMeker 6.2 などの再インストールなどのために、旧製品のダウンロードが必要になった場合にははまず、AltiumDocs Legacy Dounloads をお探ししただき、見つからない場合には、info@anvil.co.jp までお問合せいただくようにお願いします。

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CircuitMakerのドキュメントサイト

先月末、CircuitMaker ベータ版のリリースをご案内したばかりですが、すでに 専用のドキュメントサイト が開設されており、豊富な動画・テキストで機能や用法が説明されています。

この CircuitMaker は無償ツールなのであまり深入りしたくはないのですが、ここのところの Alium の取り組みがやたら熱心で、ついついその熱意にひきよせられてしまいます。

ということで、この CircuitMaker ドキュメントサイトを覗いてみました。

cmdoc

まずざっと全体を見渡したところ、CircuitMaker の本質ともいえる最も大事な事が “FAQs” で説明されていっました。その原文は以下のとおりです。

Can I save a project locally on my computer?

Storing designs and components in the Community Vault enables collaboration between users. CircuitMaker is an open hardware platform, and having those great shared community resources would not be possible if designs were stored locally on each user’s computer.

要するに CircuitMaker を使って作成した回路図やPCB レイアウトは Community Vault と呼ばれる共有スペースのみに保存可能なしくみになっており、自分の PC や ネットワークストレージに保存することができません。CircuitMaker の無償化はこの制限によってはじめて可能になり、さらにこの事が CircuitMaker の性格と用途を決定付けています。

その他、多くの情報が載せられていますが、何といつても動画が一番楽なので、用意されている  6 つの動画 を一通り見てみました。

Starting your first project
Designing with a team
Creating a component
Working in the schematic editor
Working in the PCB editor
Getting your PCB manufactured

コマンド体系は変わっているものの、編集画面のデザインは Altium Designer と似ています。またショートカットキーも Altium Designer に準じており、技術的には Altium Designer をベースにしたものであることが伺えます。

以上、CircuitMaker はデザイン情報の共有を前提とした無償ツールですので、Altium Designer の代用にはなりそうにはありませんが、このサイトの情報から、何か良い使い道が思い浮かぶかも知れません。

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新しくなった Altium Designer の ビューワー

Altium Designer のビューワーの仕様と申し込み方法が変わりました。

今まで Altium Designer のビューワーは製品版ライセンスと同様、AltiumLive アカウント経由して認証する仕組になっていましたが、これが改められAltiumLive を介さずに認証するしくみに変わりました。

この AltiumLive からの開放により一連の手続きの自動化が可能になり、Altium サイトに新たに用意された 専用フォーム からの請求により、すぐに入手できるようになりました。

以前のビューワとの違い

● AltiumLive アカウントを介さず認証
● ライセンスタイプはスタンドアロンのみ
● 有効期間は 6 ヶ月
● Altium サイトの専用フォームからの直接の申し込みが可能
● ライセンス発行処理の自動化

請求から利用に至るまでの手順

1. ビューワーライセンスの申請A
Altium.com の Downloads ページに設置された専用フォーム に必要事項を記入して送信しあす。

viewer1

2. 案内メールの到着
数分後、セットアップ手順とログイン情報が記載された案内メールが届きます。

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3. Altium Designer のダウンロードとインストール
上記情報に基づいて、インストーラをダウンロードしインストールします。

4. ライセンスの認証
Altium Designer起動し、Standalone ビューワーライセンスを認証します。

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なお、当ビューワーライセンスを従来どおり アンビルコンサルティング経由でお申込み いただくこともできます。この場合には当方で申請手続を代行し、有効にご利用いただくためのお手伝いをさせていただきます。

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Altium Designer キャンペーン終了日が近づいてきました

Altium Designer 15.1 (PCB付・拡張)へのアップグレードと保守の再契約が大変お得な Altium Designer アップグレード・保守復活キャンペーン が、あと 4週間で終ります。
 
今回のキャンペーンでは特に、Protel や古い世代の Altium Designer のユーザーの皆様にアップグレードしていただけるように、初代の Protel までの全世代の旧製品がアップグレードの対象になっています。

例えば、以下のような古いものも 569,400円(税別)でアップグレード可能です。

Advanced PCB 1.x
Advanced CB 2.x
Advanced PCB 3.x
Protel 98 98 / PCB 98
Protel 99 / Protel 99 SE
Protel DXP
Protel 2004
Altium Designer 6
Altium Designer Summer 08
● Altium Designer Winter 09
● Altium Designer Summer 09

ユーザー様の中にはこれらのライセンスを、使わずにしまい込んだままにされている方もおられるのではないかと思います。このような場合にもぜひとも今回のキャンペーンを、最新版 Altium Designer への移行やライイセンスの追加にご利用下さい。

また Altium Designer 10 以降の比較的新しいものからのアップグレードや、保守(サブスクリプション)が切れた Altium Designer 15 の保守復活も特別価格で可能ですので、ぜひともこの機会を見逃さずにご利用下さい。

以上、このキャンペーンに関するお問合せや見積のご依頼を info@anvil.co.jp 及び フォームにて承っておりますのでお気軽にご連絡下さい。

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ハンズオン・トレーニング、2015年 7月以降の日程

アンビル コンサルティングでは大阪市内のサポートサテライトで Altium Designer ハンズオン・トレーニング を定期開催しております。

このハンズオン・トレーニングの 2015年7月以降の日程 をご案内いたします。  

< 7月開催 >
●  7月 8日(水) 概要&回路図
●  7月 9日(木) PCB
●  7月22日(水) 概要&回路図
●  7月23日(木) PCB

< 8月開催 >
●  8月  5日(水) 概要&回路図
●  8月  6日(木) PCB
●  8月19日(水) 概要&回路図
●  8月20日(木) PCB

< 9月開催 >
●  9月  2日(水) 概要&回路図
●  9月  3日(木) PCB
●  9月16日(水) 概要&回路図
●  9月17日(木) PCB

また、すでにご案内済みの 6月開催分についても現在申し込み受け付け中です。

< 6月開催分 >
●  6月10日(水) 概要&回路図
●  6月11日(木) PCB
●  6月24日(水) 概要&回路図
●  6月25日(木) PCB

関西地域では唯一のトレーニングコースコースです。受講料金は 1日あたり 25,000円(弊社保守ユーザー様の場合は 20,000円)となります。 なお、日程が変更される場合がありますのでお申込みに際しては Altium Designer ユーザー情報サイト で最新日程をご確認ください。

また、東京では 株式会社エー・ディ・ティがトレーニングコースを定期開催 しています。関東近郊のお客様はこちらの利用もご検討ください。

トレーニングコースに関するお問合せ・お申込みは リクエストフォーム またはsupport@anvil.co.jp まで。

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Altium Designer トレーニング 2015年 7-9月の日程

東京新宿のエー・ディ・ティ本社で開催されている、Altiunm Designer トレーニングセミナーの 2015年 7月、8月、9月分の日程のご案内です。

●  7月  8日 (水) 基本操作と回路設計
●  7月  9日 (木) PCB 設計
●  8月19日 (水) 基本操作と回路設計 (日程調整中)
●  8月20日 (木) PCB 設計 (日程調整中)
●  9月  9日 (水) 基本操作と回路設計 (日程調整中)
●  9月10日 (木) PCB 設計(日程調整中)

時間は午前10時から午後5時まで。受講費用は 各コースとも同額の、税別価格 25,000円 /1日、45,000円 /2日、65,000円 /3日となっております。 この詳細は こちら をご覧ください。

また、アンビル コンサルティングでは大阪本町のサポートサテライトで Altium Designer ハンズオン・トレーニングを定期開催しております。直近の 6月には以下の日程で開催されますので、受講をお急ぎの場合には support@anvil.co.jp まで、空席等についてお問合せ下さい。

●   6月10日(水) 概要&回路図
●   6月11日(木) PCB
●   6月24日(水) 概要&回路図
●  6月25日(木) PCB

なおこの大阪で開催中の Altium Designer ハンズオン・トレーニングの内容 についてはこちら をご覧ください。お問合せお申し込みは support@anvil.co.jp 宛または Altium Designer リクエストフォーム にて承っておりますのお気軽にご連絡ください。

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CircuitMaker ベータ版のリリース

予告されていた CircuitMaker のオープンベータ版がリリースされました。

Altium Designer と同様、アカウントを取得した後プログラムのダウンロードとセットアップをを行うという手順が必要になります。またこのツールは商品として販売されている Altium Designer とは異なり、無料で誰でも利用できます。

そでまずは、ベータ版リリースの速報を兼ねてその利用手順を紹介します。

  1. CircuitMaker アカウントの申請

    まず CircuitMaker サイト の ユーザ登録ページ にアクセスしユーザー名(メールアドレス)とパスワードを入力して送信します。

    circuitmaler2015dl

  2. CircuitMaker アカウントの初期設定

    上記登録が処理されると、メールで設定手順と設定画面へのリンクアドレスが案内されます。ユーザー名とパスワードの再入力とアバターの設定だけで完了し、プログラムのダウンロードまたは CircuitMaker Start ページへのアクセスが可能になります。

    cm2015account

    circuitmaker2015sinin

  3. CircuitMaker Start ページ

    CircuitMaker Start ページにアクセスすると以下のようなページが表示され、プログラムのインストールやライセンスの利用環境の設定、利用に必要なさまざまな情報の入手等に利用できます。

    cm2015myaccount

なおこの CircuitMaker は無償ツールですので Altium の国賠代理店チャンネルからの導入・運用サポートは行われない見込みです。

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技能五輪用 CAD ツールのサポート

技能五輪国際大会 は1950年に始まった国際競技大会であり、近年では隔年で開催されています。 

Altium ではこの技能五輪をサポートしており、競技用 CAD ツールとして Altium Designerを提供しています。 少し古くなりますが Altium からも プレスリリース  や 大会レポート 等で紹介されています。

また国内ではこれに関連する競技大会として技能五輪全国大会 が毎年開催されています。Altium Designer はこの大会の、電子機器組立競技 で使われており、その 課題 が公開  されています。

なお上記リンク先の情報には古いものも含まれていますので、利用に際してはご注意頂くようにお願いします。

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日本語ドキュメント|xSignalを利用した高速デザイン

Altium Designer 15 の新機能として登場した xSignal 機能を解説した日本語ドキュメント を用意しました。

 xsignal

Altium Designer には高速伝送絽の信号劣化を防ぐための配線長の制限機能や、等長配線機能を備えていますが、実際のレイアウトではこれらの機能を利用できないケースが出てきます。例えば、ダンピング抵抗を挿入するとネットは2つに分割され単一ぼネットでは無くなるため、配線長の制限機能を利用する事ができません。

また、対称 T型配線では、同一ネット内の 2つの配線ルートの長さを一致させることが必要になりますが、等長化機能として用意さている Mached net length ルールを同一ネット内で利用する事はできません。そこで、これらの制限を回避してより広範囲に高速配線機能を利用できるように用意されたのが、この xSignalです。

なおこの資料は Altium 社から Altium Designer 15 の新機能の解説のために提供されている英文資料の翻訳です。単なる機能紹介だけでなく、使い方が具体的に説説明されていますので、運用段階で役立つ資料としてご利用ださい。

またこのドキュメント は Altium Designerユーザー情報サイトアンビル コンサルティング保守ユーザー専用エリア からダウンロードすることができます。また他にも Altium Designer 評価版ユーザー様向け日本語資料 や Altium Designer 保守ユーザー様向け日本語資料 を用意しておりますので、ぜひともご利用ください。

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TOTAS技術スキルアップセミナ2015

アンビル コンサルティングは 5月27日に開催される、株式会社トータス様主催の技術セミナー に協賛しいたします。弊社では以前より、主に高速伝送路の SI 技術に関するセミナーに協賛してまいりましたが、今回のセミナーのテーマは、スイッチング電源の設計です。このセミナーの概要は以下のとおりです。
(トータス様サイトからの転載)

国立奈良高専 校長  谷口研二様ならびに(株)TechDream, Inc President and Founder
府川佳広様を講師としてお招きし、スイッチング電源設計のポイント、
内蔵キャパシタによるノイズ対策事例および US シリコンバレー現地の最新情報を
テーマとしてご講演頂きます。

・ 日時:  2015年 5月 27日(水) 13:00 ~18:00 (受付 12:30 ~)
・ 会場:  3F会議室 (レンゴーロジスティクス株式会社) 
   大阪市西淀川区御幣島 2-15-28 みてじまグリーンビル 
   JR東西線  御幣島 (みてじま)  駅下車、2番出口 を左側に徒歩3分
・ 定員:  50 名 (申込み先着順) 参加無料

ホームページでの案内 によると、残り 6席(4月27日現在)となっておりますので、参加ご希望の場合には申込みをお急ぎください。

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2015年、春の連休期間中の営業日程

今年も間もなくゴールテンウィークがやってきます。アンビル コンサルティングではこの期間中、以下のスケジュールで営業いたします。

・ 4月28日(火)まで – カレンダーどおりに営業・休業いたします。
・ 4月29日(水)から 5月 6日(水)  – 休業いたします。
・ 5月7日(木)以降 – カレンダーどおりに営業・休業いたします。

なお休業中も時々メールの受信確認を行う予定です。お返事を差し上げることができる場合もございますので、緊急の用件などがございましたら info@anvil.co.jp までご連絡ください。

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びわこジャズフェスティバル in 東近江2015

今月4月18日(土)と4月19日(日)の 2日間、びわこジャズフェスティバル in 東近江2015 が開催されます。そしてアンビル コンサルィングでは今年も、近江酒造・ステージ(4月19日)で音響のお手伝いをいたします。

bjf2015

昨年までこの会場ではロックバンドが出演が多かったのですが、今年はジャズバンドもエントリーされており、バラエティに富んでいます。また今年はメインスピーカーからサイウーファーを省き、モニタースピーカー 6本を EV から Classic Pro に入れ替えた新しい構成のシステムを持ち込みます。

近江酒造・ステージ(4月19日)のプログラム
• 11:30~12:10 S.J.O  (ジャズ)
• 12:30~13:10 Swing Con Clave  (ジャズ)
• 13:30~14:10 WEASE  (ロック&ポップス)
• 14:30~15:10 6Beat (シックス・ビート)  (オールディーズ)
• 15:30~16:10 コンソメ・パリジェンヌ (ロック)
• 16:30~17:10 アンサンブルBlue Sky  (ロック&ポップス)

予報ではなんとか天気も持ちそうですので、近隣の方はぜひお越しください。

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Altium Designer 15 の次のアップデート

Altium Designerは常に改良が行われており定期的にアッデートがリリースされます。マイナーな更新は 2-3ヶ月に1回くらいの頻度で行われ、直近では 3月16日にVersion 15.0.15(Build: 41991)がリースされています。

この Version 15.0.15 のリリースノートには 10箇所の改良が記されていますが、その内容は全て不具合の修正またはそれに類するものです。この内容の詳細は Altium Designer ユーザー情報サイト の 日本語リリースノート をご覧ください。

そして次のアップデートとして、15.1 のリリースがすでにアナウンスされています。このバージョンでは多くの新機能の追加が予定されており、その内容が 特別に用意された専用ページで紹介 されています。そしてここにはナレーションの入った多くの動画が用意されており手っ取り早くその概要を知ることができます。

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ここでは最初の動画で Pad & Via Libraries(パッド・ビアライブラリ)機能が紹介されており、任意のサイズのパッドを登録し、必要なサイズのパッドを簡単に取り出し利用できることが分かります。また 3D PDF 機能の動画では  Altium Designer で生成された 3D PDF ファイルを Acrobat Reader に取り込み、画面上で 3D PCB 画像を回転できる様子が紹介されています。

他にも興味深い新機能が数多く紹介されていますので、ぜひ一度ご覧ください。

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CircuitMaker オープンベータを準備中

最初のアナウンスから少し間延びしている感のある CircuitMaker ですが、WEB サイトを覗いて見たところ ブログ の内容が更新されていました。

最新の記事によると、現在は Closed Beta の段階であり Open Beta のリリースに向けて準備中との事です。そして Open Beta のリリースは、今年の 5月 16-17日に開催される展示会 10th Anual Maker Fair のタイミングにあわせて行われるようです。

cm150331

無料ソフトの場合には、 Open Beta のリリースによりすぐに利用が可能になりますので、Open Beta のリリースは正式版リリースに近い意味合いを持つことになりまそうです。

この CircuitMaker では、商品として販売される電子機器の開発よりもむしろ、自作や教材用としての用途が想定されています。

振り返ると昭和の時代にはオーディオ機器や無線機の自作が盛んで、マニアの好奇心を喚起し育てる豊かな環境がありました。しかし平成に入りその対象はパソコンの自作に移り現在ではそれも峠を越した感があります。やはりこれからは、ロボットや宇宙開発の時代でしょうか?

いずれにせよ、高性能な CAD ツールが無償で利用できる時代がもうすぐやってきそうです。

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Altium の 2015年度、半期決算報告資料を読む

CAD ツールでは、日々の運用によって設計資産蓄積され、このことによって将来にわたり既存の CAD ツールに拘束されるという状況が生まれます。このため、CAD メーカーの将来性に無関心であってはならず、メーカから発信される情報等のウォッチかせません。

そこで役立つのが、Altium が投資家向けに定期発行しているれている Investor Presentation です。 ここでは、現状に加え経営方針について詳しく、かつ分かりやすく示されていますので、将来性の判断にはうってつけです。

またこの資料が発行された直後の株価の変化にも注意が必要です。例えば株価が上がれば、投資家がそのプレテーションの内容に同意してその将来性を認めた事になりますので、このようなアナウンス直後の株価の変化は Altium の将来性に対する客観的な判断材料の一つとして役立ちます。

そこで先月発行された、Altium Limited – Investor Presentation February 2015  を覗いてみました。

実はこのプレゼンテーション資料発行の直後、株価が急騰しました。たぶんハイエンド製品を今年度中にリリースすることを再度ここで明言したことがその高騰の理由だと思います。おそらくハイエンド製品を、本決算 の6月にはリリースまたはそれと同様のアナウンスが行われるのではないかと思います。

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また、現実にはこの半期の売上げの伸びは前年比で鈍化しており、その速報の直後には株が急落しました。。この現状に対して、経費を削減によりマージンを増やすという方針が示されています。

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また Altium では開発経費よりも、はるかに多額の営業経費が掛かっているというのが解せないところではありますが、この資料に示されている経費割合を見ると、管理経費が若干減り、その分開発経費が増えているこ事がわかります。

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以上、大変興味深い内容の資料ですのでぜひ一度ご覧ください。

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プリント基板設計&ノイズ対策記事全集

CQ 出版社から プリント基板設計&ノイズ対策記事全集 が出版されました。

CQ_PCB2015

この書籍には2001年〜2010年発行のトランジスタ技術、Design Wave 誌に掲載されたプリント基板設計や実装技術,ノイズ対策に関する記事 2,000ページが収録された CD-ROM が付属しています。そしてその中に当方から寄稿した以下の Altium Designer 関連記事が含まれています。

CPU ボードの回路設計と基板設計を体験する 
回路設計者に必要な「プリント基板設計の基礎知識
プリント基板の設計ルール
統合型プリント基板CADツールの運用方法
プリント基板設計を始めるあたっての検討事
ディジタル・パワー・アンプ基板の設計・製作事例
プリント基板開発を体験する(リバース・エンジニアリング)
BGAパッケージ周りの配線設計の勘どこ
BGAパッケージからの配線引き出しを体験する

プリント基板設計技術を広範囲にバランス良く網羅したボリュウーム満点の書籍です。総集編ですので最新の技術やニュースをカバーしているわけではありませんが、Altiim Designer のユーザーには特に、基礎を解説した資料として大いに役立つのではないかと思います。

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ハンズオン・トレーニング、2015年 4月以降の日程

アンビル コンサルティングでは大阪市内のサポートサテライトで Altium Designer ハンズオン・トレーニング を定期開催しております。

このハンズオン・トレーニングの 2015年4月以降の日程 をご案内いたします。  

< 4月開催分 >
• 4月  8日(水) 概要&回路図
• 4月  9日(木) PCB
• 4月22日(水) 概要&回路図
• 4月23日(木) PCB

< 5月開催分 >
• 5月13日(水) 概要&回路図
• 5月14日(木) PCB
• 5月27日(水) 概要&回路図
• 5月28日(木) PCB

< 6月開催分 >
• 6月10日(水) 概要&回路図
• 6月11日(木) PCB
• 6月24日(水) 概要&回路図
• 6月25日(木) PCB

また、すでにご案内済みの 3月開催分についても現在申し込み受け付け中です。

< 3月開催分 >
• 3月25日(水) 概要&回路図
• 3月26日(木) PCB

関西地域では唯一のトレーニングコースコースです。受講料金は 1日あたり 25,000円(弊社保守ユーザー様の場合は 20,000円)となります。 なお、日程が変更される場合がありますのでお申込みに際しては Altium Designer ユーザー情報サイト で最新日程をご確認ください。

また、東京では 株式会社エー・ディ・ティがトレーニングコースを定期開催 しています。関東近郊のお客様はこちらの利用もご検討ください。

トレーニングコースに関するお問合せ・お申込みは リクエストフォーム またはsupport@anvil.co.jp まで。

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Altium Designer トレーニング 2015年 4-6月の日程

東京新宿のエー・ディ・ティ本社で開催されている、Altiunm Designer トレーニングセミナーの 2015年 4月、5月、6月分の日程のご案内です。

● 4月  8日 (水) 基本操作と回路設計
● 4月  9日 (木) PCB 設計
● 5月13日 (水) 基本操作と回路設計
● 5月14日 (木) PCB 設計
● 6月17日 (水) 基本操作と回路設計
● 6月18日 (木) PCB 設計

時間は午前10時から午後5時まで。受講費用は 各コースとも同額の、税別価格 25,000円 /1日、45,000円 /2日、65,000円 /3日となっております。 この詳細は こちら をご覧ください。

また、アンビル コンサルティングでは大阪本町のサポートサテライトで Altium Designer ハンズオン・トレーニングを定期開催しております。3月と4月の開催日程は以下のとおりですので、こちらの利用もご検討ください。

●   3月25日(水) 概要&回路図
●   3月26日(木) PCB
●   4月  8日(水) 概要&回路図
●   4月  9日(木) PCB
●   4月22日(水) 概要&回路図
●  4月23日(木) PCB

なお大阪で開催中の Altium Designer ハンズオン・トレーニングの内容 についてはこちら をご覧ください。お問合せお申し込みは support@anvil.co.jp 宛または Altium Designer リクエストフォーム にて承っておりますのお気軽にご連絡ください。

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シグナルインテグリティ学習セミナー

昨年来、アンビルコンサレウティングでは ST-Lab 技術美探究会主催のセミナー に協賛するか形で、皆様のSI 技術習得のお手伝いをしております。

このセミナーについては、前回の開催から少し間が空いてしまい今後の進め方を相談しているとこですが、前回のセミナー以後は受講ニーズが一巡した感があり、定期開催ができるほどの受講者数を見込めない状況になってきています。

このような状況の中、現在 ST-Lab 技術美探究会では企業様主催のセミナーに講師として参加する形で活動を進めており、来る 2015年2月26日の 富士通ノイズ解析技術セミナー において  で「DDR3高速信号のSI課題解決 」というテーマでお話しをさせていただくことになっています。

ST-Lab 技術美探究会および弊社とも、引続き皆様の SI 技術習得のお手伝いをさせていただきたいと考えておりますので、セミナーへの参加やプライベートセミナー等への協力希望などがございましたら、ST-Lab 技術美探究会 または アンビルコンサルティングまでお気軽にご連絡いただくようにお願いします。

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アッグレード元 Protel ライセンスの確認

2015年早々に価格改定が行われ、サブスクリプションが切れた後の再契約とアップグレードの価格が値上がりしました。しかしその一方で、今まで対象外になっていた Summer 09 以前のライセンスからのアップグレードが可能になり古い Protel ユーザーもアップグレード価格で Altium Designer に移行することができるようになりました。

そこで、現役の Protel ユーザーの皆様に Altium Designer へのアップグレードをお勧めすることになるわけですが、ひとつ問題になりそうなのがアップグレード元ライセンスの特定です。今回の改定では、20年以上も前にリリースされた Ptotel 初期のバージョンも対象になっていますので、20年も前の情報に基づいた手続きが必要になる場合も出て来ます。

しかし、ライセンス番号が分かればそれほど手間取る事は無いはずです。そこでまず、ライセンス書類を捜してみて下さい。もしアクセスコード在中と書かれた黄色い封筒があれば、その中に入っているかも知れません。そしてもしライセンス書類が見つからない場合には、台帳やその他の書類に転記されたものが残っていないか探しみてください。

以下が、古い Protel のライセンス番号の例です。見積をご依頼いただく場合には、できるだけ、このような番号を探してご連絡ください。

Protel Ver.1~Ver.3 のライセンス(シリアル)番号(7桁)

Advanced PCB 1.x /2.x /3.x
Advanced Schwmatic 1.x /2.x /3.x
Advanced Route 1.x /2.x /3.x
Advanced PLD 1.x /2.x /3.x
Advanced SIM 1.x /2.x /3.x
1xxxxxxx
2xxxxxxx
3xxxxxxx
4xxxxxxx
5xxxxxxx

Protel 98 世代のライセンス(シリアル)番号(9桁)

Protel 98(統合版)
Advanced PCB 98
Advanced Schwmatic 98
Advanced Route 98
Advanced PLD 98
Advanced SIM 98
980xxxxxxx
981xxxxxxx
982xxxxxxx
983xxxxxxx
984xxxxxxx
985xxxxxxx

Protel 99 /99 SE の場合には以下のようなものが混在しています。

99xxxxxxx
SE99-xxxxxxx
6xxxxxx
SN-6xxxxxx

以上、古い Protel からのアップグレードに際しては、ライセンスの確認がスムーズに進むようにご協力ください。

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