投稿者「jono」のアーカイブ

Altium Designer SE と OrCAD Capture

Altium Designer 15 には PCB 機能を含む無印の Altium Designer と、PCB 機能が省かれたた Altium Designer SE (System Engineering)があります。この 2種類とも多くの機能が一体化された統合ツールですが、 “SE”の方は多機能な新世代の回路図エディターとして皆様にお届けしています。

Altium が回路図エディターの市場に製品を投入してからかれこれ 30年になりますが、もう一つの選択肢として OrCAD Capture という有力な回路図エディターが存在し Altium の行く手を阻んでいます。

Altium は Protel Advanced Schmatic を OrCAD SDT(DOS 回路図エディタ)の Windows 版として世に送り出して以来、Altium は OrCAD 互換機能を武器に先行す OrCAD の追撃を続けており、Altium Designer 15 では 16.x までの OrCAD 回路図とライブラリファイルの読込をサポートしています。

これにより OrCAD 16.x で保存された回路図資産を、回路図作成のどの段階ででも再利用可能です。

importer_orcadsch

また Altium Designer SE は統合ツールですので、洗練された回路図エディターに加えて、シミュレータ等の多くの関連ツールが一体化されています。

AD10_front_function_ai

OrCAD Captureとの互換機能だけでなくこの統合ツールの有用性に着目し、ぜひとも OrCAD との併用または OrCAD からの移行をご検討ください。

ここのところ Altium では製品ラインナップを急速に拡大中ですが、回路図エディターの分野では実績で勝る老舗 OrCAD との戦いが終ることは無ささそうです。

* OrCAD 及び OrCAD Capture は Cadence Design Systems, Inc. の登録商標です。

1,496 total views, no views today

Altium Designer がサポートしているガーバーフォーマット

Altium Designer 15 では Gerber Version 2(Gerber X2)とIPC-2581ファーマットが新たにサポートされました。従来から Altium Designer では多くの入出フオーマットがサポートされており、Gerber フォーマットの種類も豊富ですので、ここで一度簡単に紹介したいと思います。

czmout

そこでまず、ウィキペディアの ガーバーフォーマット をご覧ください。 Gerber には RS-274X に対して層属性その他が追加・拡張された多くの類似フォーマットのものが存在します。このページの 代替 の項にはそのバリエーションが紹介されていますが「ほとんど使われていない」という表記が目立ち、ファイルを渡す側と受け取る側の双方から広範囲に支持されることの難しさが伺えます。

なお余談になりますが、このページに載せられている Gerber データのプリントイメージは、ファイルの拡張子を見る限り Altium Designer から出力したもののようです。

このページで紹介されているフォーマットのうち Altium Designer の PCB エディターでは RS-274-D、RS-274X、Gerber X2、IPC-2581、ODB++ がサポートされています。またこれらのうち RS-274-D と RS-274X はどのメーカーも例外なくサポートしており、業界標準フォーマットとして利用されていますが、他のものについては以下のような況です。

Gerber X2
Gerber 社を買収し そのポジションを引き継いだ Ucamco 社が開発した次世代の GerBer フォーマットです。すでに多くの関連企業からの支持を得ているようです。 このメーカーのサイトダウンロードページからは、Gerber X2 やRS-274/RS-274X のリファレンスを入手することができます。

IPC-2581
Valor 社の ODB++ と GenCAM の IPC 2511B を一体化したフォマットで主に ODB++ からの移行を狙ったフォーマットのようです。Web 上の掲示板などでも ODB++ に対するメリットについてのユーザの書き込みが数多くあり、ODB ++ からの移行のきざしが見られます。

ODB++
Valor 社が開発したフォーマットであり、層属性を持つ新世代のフォーマットの中では最も普及しています。このフォーマットについては、以下で詳しく解説されていますのでご覧ください。  

プリント基板のGerberフォーマットがなくなる!? (1)
プリント基板のGerberフォーマットがなくなる!? (2)
プリント基板のGerberフォーマットがなくなる!? (3)

以上、ざっと見渡してみましたが今のところ RS-274-D/RS-274X 程に定着したフォーマットはありません。そこで Gerber X2 と IPC-2581 がそのポジションを狙って登場し、Altium もそれをしっかりサポートしているという構図が見て取れます。

1,334 total views, no views today

一覧表形式の編集機能 3題

* 旧サイトからの転載・加筆

Altium Designer での回路図の作成は、主にグラフィカルな編集機能用いて行いますが、それだけではなく、オブジェクトの属性を一覧表形式に表示して編集する機能が用意されています。

今回は、これらの一覧表形式の編集機能のうち、代表的なものを 3 つ紹介します。

リストパネル(SCH List)
これは古くから Altium Designer に備えられている一覧編集機能であり、回路図上に配置されたオブジェクトの属性が一覧表形式に表示され、それぞれの属性を表計算シートと同じような方法で編集することができます。これらのシート上の属性は個々に編集するだけでなく、一括変更することも可能です。

通常、一括変更は Find Similar Objects と Inspector を利用して行ないますが、リストパネルを使うと、より自由度の高い編集ができます。外部の表計算画面との間で、Copy and Paste も可能です。
このリストパネルは、画面右下の SCH ボタン > SCH List により表示されます。

list_menu

sch_list

 パラメータ マネージャ
回路図上に配置されたオブジェクトのパラメータが一覧表示され、表計算画面と同じような方法で編集を加えることができます。最初に紹介したリストパネルには、部品のパラメータは表示されませんので、パラメータを一覧表形式で編集したい場合には、この機能を使用します。
このパラメータ マネージャは、[ ツール ]  > パラメータ マネージャ で起動します。

param_mana

フットプリント マネージャ
回路図上の部品シンボルに割り付けられているフットプリント(PCB 部品)情報が一覧表示され、個別に編集したりまたは、複数を選択して一括編集することができます。フットプリントの形状を確認しながら、編集作業を行なうことができます。

部品を置くたびにフットプリントを割り付けるというのは結構煩わしいものです。回路の規模が大きい場合には、回路図を描き終わった後、この機能を使ってフットプリントを割り付けるとよいでしょう。 またこの 機能を紹介する動画 が用意されていますのでご覧下さい。
このフットプリント マネージャは、[ ツール ]  > フットプリント マネージャ で起動します。 

footprint_manager

回路図の役割は、視覚よりもむしろデータによって下流の設計工程に情報を伝えることです。このため、Altium Designer の回路図エディタには豊富な属性が用意されています。そしてこの属性を精密かつ効率的に編集するために、これらの一覧表形式による編集機能が用意されています。

979 total views, no views today

Altium Designer と外部データベースとの連携

* 旧サイトからの転載・加筆

ERP や MRP といった基幹システムが構築された開発・設計現場では Altium Designer とその基幹システムとの連携が要求されます。そこでこれを、「機能の連携」と「データの連携」の双方から見てみたいと思います。

まず、CAD と基幹システムを連携させる場合には、相互に機能をアクセスできることが必要です。例えば相手のシステムを制御するためのコマンドを発行したり、また相互の通信に必要な複雑な手続きを自動化するといったことが不可欠です。Altium Designer ではこの「機能の連携」を、洗練されたカスタマイズ機能によって実現することができます。

また双方の連携によるドキュメントやライブラリ管理の一元化には、ファイルの受け渡しやデータベーステーブルの参照によるデータの交換が必要になります。このような「データの連携」を可能にするために Altium Designer では使用頻度の高い、標準的なデータフォーマットでの読み書きを、広範囲にサポートしています。

加えて、Altium Designer には、外部データベースとの高度な連携機能が備えられており、データベースリンク機能とデータベースライブラリの機能により、MRP/ERPの管理下にある外部データベースのテーブルからデータをダイナミックに取得することができます。

例えば、工場を持つ事業所では ERP/MRP などの購買管理システムが稼働しており、その部品データベースには、品名/品番だけでなく、メーカ名、セカンドソースの品名、価格、発注単位、梱包単位、在庫数などの豊富なデータが含まれています。そしてこれらのデータは日々刻々と更新されていきます。

Altium Designer では、これらの部品データを CAD 部品の属性として取り込み、回路の設計およびその結果として出力される、パーツリストなどのドキュメントに反映することができます。そして、Altium Designer は 2 種類の方法でこのデータベースとの連携をサポートしていおり、その一つがデータベースリンク機能であり、もう一つが、データベースライブラリ機能です。

この、データベースリンクは、外部データベースのテーブルにダイナミックにリンクし、リンクフィールドの値が一致したレコードの属性を CAD 部品の属性として取り込む機能です。いわゆるリレーショナルデータベースで言うところの、キーフィールドの設定によるテーブルの連結です。そして、もう一つのデータベースライブラリ機能は、Altium Designer のCAD 部品ライブラリ自体を外部データベース上に構築するものです。

両方とも同じ目的で用意された機能ですが、データベースライブラリの場合には、データベースライブラリから直接部品を呼び出して配置することができます。さらにデータベースライブラリの場合には、外部データベースによる包括的な CAD 部品の管理が可能になりますので、CAD 部品管理の主体を設計者からデータベース管理者に移管する場合には好都合なのではないかと思います。

これらのデータベース連携機能については、以下のドキュメントで紹介されていますのでご覧ください。

コンポーネントを会社のデータベースへリンク
コンポーネント データベースからの直接使用

1,096 total views, no views today

CircuitMaker の名を騙る偽インストーラ

CircuitMaker の名を騙る、迷惑ソフトのインストーラにご注意ください。

Altium の活発な動きを受け、仕事の合間に CircuitMaker に関する情報を拾い集めたりしていますが、先週 “CircuitMaker” で WEB 検索をかけたところ、CircuitMaker の名を騙る、迷惑ソフトのインストーラ が堂々と配布されているころがわかりました。

以下は “CircuitMaker” での検索結果です。

 smaker62dl1

 smaker62dl2

これらのダウンロードぺージは、 以前に無償配布されていた CircuitMaker 6.2 Student を対象としたもののようにも見えますが、これらの一つからダウンロードを試したところ、とんでもない偽装が行われていることがわかりました。

ダウンロードした Install Circuitmaker ショートカットを起動するとインストーラが起動し、”CircuitMaker”というタイトルのダイアログボックスが出てきます。ところが “ACCEPT”ボタンを押すと、CircuitMaker とは縁もゆかりも無い、複数のツールがインストールされます。

smakerinstdialog

そのうちの一つは “エラーを見せつけ不安を煽って購入誘導する要注意な迷惑ソフト” にもリストされている ”Optimizer Pro” という迷惑ソフトでした。

現在 Altium では、自社サイト以外からの CircuitMeker プログラムの提供は行っていません。

またもし、以前に無償で提供されていた CircuitMeker 6.2 などの再インストールなどのために、旧製品のダウンロードが必要になった場合にははまず、AltiumDocs Legacy Dounloads をお探ししただき、見つからない場合には、info@anvil.co.jp までお問合せいただくようにお願いします。

2,053 total views, no views today

CircuitMakerのドキュメントサイト

先月末、CircuitMaker ベータ版のリリースをご案内したばかりですが、すでに 専用のドキュメントサイト が開設されており、豊富な動画・テキストで機能や用法が説明されています。

この CircuitMaker は無償ツールなのであまり深入りしたくはないのですが、ここのところの Alium の取り組みがやたら熱心で、ついついその熱意にひきよせられてしまいます。

ということで、この CircuitMaker ドキュメントサイトを覗いてみました。

cmdoc

まずざっと全体を見渡したところ、CircuitMaker の本質ともいえる最も大事な事が “FAQs” で説明されていっました。その原文は以下のとおりです。

Can I save a project locally on my computer?

Storing designs and components in the Community Vault enables collaboration between users. CircuitMaker is an open hardware platform, and having those great shared community resources would not be possible if designs were stored locally on each user’s computer.

要するに CircuitMaker を使って作成した回路図やPCB レイアウトは Community Vault と呼ばれる共有スペースのみに保存可能なしくみになっており、自分の PC や ネットワークストレージに保存することができません。CircuitMaker の無償化はこの制限によってはじめて可能になり、さらにこの事が CircuitMaker の性格と用途を決定付けています。

その他、多くの情報が載せられていますが、何といつても動画が一番楽なので、用意されている  6 つの動画 を一通り見てみました。

Starting your first project
Designing with a team
Creating a component
Working in the schematic editor
Working in the PCB editor
Getting your PCB manufactured

コマンド体系は変わっているものの、編集画面のデザインは Altium Designer と似ています。またショートカットキーも Altium Designer に準じており、技術的には Altium Designer をベースにしたものであることが伺えます。

以上、CircuitMaker はデザイン情報の共有を前提とした無償ツールですので、Altium Designer の代用にはなりそうにはありませんが、このサイトの情報から、何か良い使い道が思い浮かぶかも知れません。

1,443 total views, no views today

新しくなった Altium Designer の ビューワー

Altium Designer のビューワーの仕様と申し込み方法が変わりました。

今まで Altium Designer のビューワーは製品版ライセンスと同様、AltiumLive アカウント経由して認証する仕組になっていましたが、これが改められAltiumLive を介さずに認証するしくみに変わりました。

この AltiumLive からの開放により一連の手続きの自動化が可能になり、Altium サイトに新たに用意された 専用フォーム からの請求により、すぐに入手できるようになりました。

以前のビューワとの違い

● AltiumLive アカウントを介さず認証
● ライセンスタイプはスタンドアロンのみ
● 有効期間は 6 ヶ月
● Altium サイトの専用フォームからの直接の申し込みが可能
● ライセンス発行処理の自動化

請求から利用に至るまでの手順

1. ビューワーライセンスの申請A
Altium.com の Downloads ページに設置された専用フォーム に必要事項を記入して送信しあす。

viewer1

2. 案内メールの到着
数分後、セットアップ手順とログイン情報が記載された案内メールが届きます。

viewer2

3. Altium Designer のダウンロードとインストール
上記情報に基づいて、インストーラをダウンロードしインストールします。

4. ライセンスの認証
Altium Designer起動し、Standalone ビューワーライセンスを認証します。

viewer3

なお、当ビューワーライセンスを従来どおり アンビルコンサルティング経由でお申込み いただくこともできます。この場合には当方で申請手続を代行し、有効にご利用いただくためのお手伝いをさせていただきます。

1,708 total views, no views today

Altium Designer キャンペーン終了日が近づいてきました

Altium Designer 15.1 (PCB付・拡張)へのアップグレードと保守の再契約が大変お得な Altium Designer アップグレード・保守復活キャンペーン が、あと 4週間で終ります。
 
今回のキャンペーンでは特に、Protel や古い世代の Altium Designer のユーザーの皆様にアップグレードしていただけるように、初代の Protel までの全世代の旧製品がアップグレードの対象になっています。

例えば、以下のような古いものも 569,400円(税別)でアップグレード可能です。

Advanced PCB 1.x
Advanced CB 2.x
Advanced PCB 3.x
Protel 98 98 / PCB 98
Protel 99 / Protel 99 SE
Protel DXP
Protel 2004
Altium Designer 6
Altium Designer Summer 08
● Altium Designer Winter 09
● Altium Designer Summer 09

ユーザー様の中にはこれらのライセンスを、使わずにしまい込んだままにされている方もおられるのではないかと思います。このような場合にもぜひとも今回のキャンペーンを、最新版 Altium Designer への移行やライイセンスの追加にご利用下さい。

また Altium Designer 10 以降の比較的新しいものからのアップグレードや、保守(サブスクリプション)が切れた Altium Designer 15 の保守復活も特別価格で可能ですので、ぜひともこの機会を見逃さずにご利用下さい。

以上、このキャンペーンに関するお問合せや見積のご依頼を info@anvil.co.jp 及び フォームにて承っておりますのでお気軽にご連絡下さい。

953 total views, no views today

見逃せない Altium Designer 15.1 の新機能

Altium Designer 15.1 がリリースされ Altium のサイト では動画などで新機能が紹介されています。

これによると全体的には、やはり、フレキ・3D・高速伝送路などの新しいテクノロジーのサポートにフォーカスした新機能が多く、バージョン番号がわずか 0,1 しか増えていものとは思えないほどの充実ぶりです。

そしてさらにリリースノートを見てみると意外にも、だれもが日常的に使用する地味な機能にも多くの改良が加えられていることがわかります。

たとえば、今まで穴図(ドリルレドローイング)は一旦ドリルデータを CAM出力しないと画面上に表示されませんでしいたが、この新バージョンではデータ出力しなくてもリアルタイムに表示されるようになりました。

このように 15.1 では、今まで出来そうで出来なかったことが、あたたり前のようにできるようになっていますので、ますはこれらの地味な新機能を紹介したいと思います。

● パッドとビアのテンプレート・ライグラリ(Pad & Via Templates and Libraries)
 今までは、パッドとビアを呼び出してから数値入力をすることが必要でしたが、あらかじめ使用するサイズのものを登録しておけるようになりました。

● ドリルドローイングのリアルタイム表皮(Live Drill Drawing)
CAM 出力しなくても、穴図がリアルタイムに表示されるようになりました。

● OrCAD 16.x の読込のサポート(OrCAD 16.x Import Support)
OrCAD の新しいバージョンで保存された回路図を読めるようになりました。

● 穴径に対する、ソルダーマスク・エクスパンションのサイズ指定(Solder Mask Expansion from Hole)
ドリル穴に対する拡大値により、ソルダーマスクのサイズを指定できるようになりました。

● 一覧表入力による回路図シンボル作成機能(Schematic Symbol Generation Tool)
部品のピン数やピン名とその配置を一覧表に記入し、回路図シンボルを自動作成できるようになりました。

さらに上記以外にも、多用する基本的な機能への改良点が紹介されていますので、せひともこちらの リリースノート をご確認ください。(始めての方は 利用者登録 が必要です)

さらに、Altium Designer 15.1 のリリースにあわせて用意された専用ページでは、新しいテクノロジーに対応した先進の機能が動画で紹介されていますので、こちら もあわせてご覧ください。

AD151

また、アンビルコンサルティングではこの Altium Designer 15.1 の評価版の提供 とテクニカルサポートを無償で行っておりますので、こちら からご請求下さい。

さらに、6月26日までのキャンペーン で安価にアップグレードできますので、是非とも旧バージョンからの移行をご検討下さい。

1,157 total views, no views today

ハンズオン・トレーニング、2015年 7月以降の日程

アンビル コンサルティングでは大阪市内のサポートサテライトで Altium Designer ハンズオン・トレーニング を定期開催しております。

このハンズオン・トレーニングの 2015年7月以降の日程 をご案内いたします。  

< 7月開催 >
●  7月 8日(水) 概要&回路図
●  7月 9日(木) PCB
●  7月22日(水) 概要&回路図
●  7月23日(木) PCB

< 8月開催 >
●  8月  5日(水) 概要&回路図
●  8月  6日(木) PCB
●  8月19日(水) 概要&回路図
●  8月20日(木) PCB

< 9月開催 >
●  9月  2日(水) 概要&回路図
●  9月  3日(木) PCB
●  9月16日(水) 概要&回路図
●  9月17日(木) PCB

また、すでにご案内済みの 6月開催分についても現在申し込み受け付け中です。

< 6月開催分 >
●  6月10日(水) 概要&回路図
●  6月11日(木) PCB
●  6月24日(水) 概要&回路図
●  6月25日(木) PCB

関西地域では唯一のトレーニングコースコースです。受講料金は 1日あたり 25,000円(弊社保守ユーザー様の場合は 20,000円)となります。 なお、日程が変更される場合がありますのでお申込みに際しては Altium Designer ユーザー情報サイト で最新日程をご確認ください。

また、東京では 株式会社エー・ディ・ティがトレーニングコースを定期開催 しています。関東近郊のお客様はこちらの利用もご検討ください。

トレーニングコースに関するお問合せ・お申込みは リクエストフォーム またはsupport@anvil.co.jp まで。

950 total views, no views today

Altium Designer トレーニング 2015年 7-9月の日程

東京新宿のエー・ディ・ティ本社で開催されている、Altiunm Designer トレーニングセミナーの 2015年 7月、8月、9月分の日程のご案内です。

●  7月  8日 (水) 基本操作と回路設計
●  7月  9日 (木) PCB 設計
●  8月19日 (水) 基本操作と回路設計 (日程調整中)
●  8月20日 (木) PCB 設計 (日程調整中)
●  9月  9日 (水) 基本操作と回路設計 (日程調整中)
●  9月10日 (木) PCB 設計(日程調整中)

時間は午前10時から午後5時まで。受講費用は 各コースとも同額の、税別価格 25,000円 /1日、45,000円 /2日、65,000円 /3日となっております。 この詳細は こちら をご覧ください。

また、アンビル コンサルティングでは大阪本町のサポートサテライトで Altium Designer ハンズオン・トレーニングを定期開催しております。直近の 6月には以下の日程で開催されますので、受講をお急ぎの場合には support@anvil.co.jp まで、空席等についてお問合せ下さい。

●   6月10日(水) 概要&回路図
●   6月11日(木) PCB
●   6月24日(水) 概要&回路図
●  6月25日(木) PCB

なおこの大阪で開催中の Altium Designer ハンズオン・トレーニングの内容 についてはこちら をご覧ください。お問合せお申し込みは support@anvil.co.jp 宛または Altium Designer リクエストフォーム にて承っておりますのお気軽にご連絡ください。

906 total views, no views today

CircuitMaker ベータ版のリリース

予告されていた CircuitMaker のオープンベータ版がリリースされました。

Altium Designer と同様、アカウントを取得した後プログラムのダウンロードとセットアップをを行うという手順が必要になります。またこのツールは商品として販売されている Altium Designer とは異なり、無料で誰でも利用できます。

そでまずは、ベータ版リリースの速報を兼ねてその利用手順を紹介します。

  1. CircuitMaker アカウントの申請

    まず CircuitMaker サイト の ユーザ登録ページ にアクセスしユーザー名(メールアドレス)とパスワードを入力して送信します。

    circuitmaler2015dl

  2. CircuitMaker アカウントの初期設定

    上記登録が処理されると、メールで設定手順と設定画面へのリンクアドレスが案内されます。ユーザー名とパスワードの再入力とアバターの設定だけで完了し、プログラムのダウンロードまたは CircuitMaker Start ページへのアクセスが可能になります。

    cm2015account

    circuitmaker2015sinin

  3. CircuitMaker Start ページ

    CircuitMaker Start ページにアクセスすると以下のようなページが表示され、プログラムのインストールやライセンスの利用環境の設定、利用に必要なさまざまな情報の入手等に利用できます。

    cm2015myaccount

なおこの CircuitMaker は無償ツールですので Altium の国賠代理店チャンネルからの導入・運用サポートは行われない見込みです。

939 total views, no views today

Altium Designerの動作環境について

Altium Designer 15.1 のリリースにあわせて、動作環境やインストールに関する問合をいただく機会が増えてきましたので、ここで一度整理しておきたいと思います。

まず、動作環境は以下のとおりになっておりWindows 8 が正式にサポートされています。また Windows VISTA や XP 等の古い OS に関する表記は消滅しています。

Altium Designer の推奨システム要件(Altium がお奨めする動作環境)

• Windows 7 又は Windows 8 の 32/64bit
• IntelR Core? i5 または同等以上のプロセッサ
• メインメモリ8 GByte
• ハードディスクに10GB以上の空きスペース(インストール + ユーザ領域)
• 1680 x 1050(ワイドスクリーン)、または1600 x 1200(比4:3)画面解像度 のデュアルモニタ
•NVIDIA® GeForce® GT 640 シリーズ又は、AMD® Radeon® HD 7770, 1024MB  シリーズ以上、DirectX 9.0c and Shader model 3 サポート
• USB2.0ポート(Nanoboard-NB2 又は NanoBoard 3000に接続する場合)
• Adobe® Reader® 8またはそれ以上
• DVDドライブ
• インターネットに接続で出来る環境
• Microsoft Excel(BOMテンプレート利用に必要)

Altium Designer の最小システム要件(最低限必要な動作環境)

• Windows 7 32-bit
• Intel® Core™ i3、または同等以上のプロセッサ
• メモリ4 GByte
• ハードディスクに 3.5 GB以上の空きスペース(インストール + ユーザ領域)
• メインモニタには画像解像度 1280 x 1024画面解像度
(デュアルモニタは強く推奨します。2台目のモニタは最低でも画面解像度1024 x 768)
•Intel integrated graphics HD4000 または同等以上、DirectX 9.0c and Shader model 3 サポート
• USB2.0ポート(Nanoboard-NB2又はNanoBoard 3000に接続する場合)
• Adobe® Reader® 8 またはそれ以上
• DVDドライブ
• インターネットに接続できる環境
• Microsoft Excel(BOMテンプレート利用に必要)

フォントサイズ(DPI スケール)のサポート

• 1024 – 1200:100%
• 1600: 125%
• 1800: 200%
• 2K 以上: 250%

上記以上にフォントを拡大すると文字がはみ出したり、文字やボタンは表示されなくなる場合があります。

グラフィックカードの重要性

グラフィックカードは、システムパフォーマンス及び安定性に大きく影響する重要なハードウェアですので、上記システム要件を満たすものから慎重に選択してください。また Altium Designer の PCB と回路図エディタは DirectX 9.0c の利用を前提に最適化されています。このため、DirectX 9.0c またはそれ以降の acceleration が無い “workstation” のグラフィックカードはパフォーマンスが劣りますので、このようなワークステーションカードではなく、ゲームカードを使用することを強くお奨めします。

FPGA 設計に必要なインストール

FPGA設計を行う際、3rdパーティツールのインストールが条件となります。それぞれのFPGAベンダーからダウンロードできます。Altium Designerがサポートしているベンダーツール及びデバイスの一覧はコミュニティの項目から見れます。

以上は Altium のホームページからの転載ですが、現実には設計対象の規模の大小によっても変わってきます。もし、インストールを予定している PC の選択に自信が持てないようであれば、一度トライアルプログラム(試用版・評価版)をインストールしてお試しになることをお奨めします。

以上が Altium の web サイトに記載されている Altium Designer 15.1 の動作環境ですが、このような要件以外にに、実際に直面している不具合や Private Server の動作環境についての問あせも少なくありませんので、少し補足させていただきます。

ブラウザのバージョン 

Altium Designer では、AltiumLive アカウントの利用の際に WEB ブラウザが必要になりますが、現在 AltiumLive でサポートされている Internet Explorer のバージョンは IE10 以降であり、それより前のバージョンでは利用できません。また IE 以外のブラウザとして Google Chrome と Mozilla Firefox での動作が確認されています。

ファイアウォールによる通信のブロック

Altium Designer からの AltiumLive アカウント への接続や、Pivate Server の稼動や Altium Designer からに接続の際に、ファイアーウォールによって通信がブロックされることがあり、これによる不具合を避ける為にWindows のファイアウォールの設定で “DXP.exe” および” DXPSecurityService.exe”を例外プログラムに設定する必要があります。

インストールリポリトジー

以前はインストールリポリトジーにより、ローカルディスクにインストールイメージを作成し、インターネットに接続せずインストールを行うことができましたが、現在ではすでにこの機能は利用できなくなっています。

Private Server の動作環境

 Private Server  の動作環境については Altium の WEB サイトでは詳しく説舞されていませんが、Windows XP 以降のプラットフォームであれば、特に問題なく動作するようです。

上記の動作環境その他に関するお問合せ、及び評価版のご請求は フォーム または info@anvil.co.jp まで。

1,548 total views, no views today

技能五輪用 CAD ツールのサポート

技能五輪国際大会 は1950年に始まった国際競技大会であり、近年では隔年で開催されています。 

Altium ではこの技能五輪をサポートしており、競技用 CAD ツールとして Altium Designerを提供しています。 少し古くなりますが Altium からも プレスリリース  や 大会レポート 等で紹介されています。

また国内ではこれに関連する競技大会として技能五輪全国大会 が毎年開催されています。Altium Designer はこの大会の、電子機器組立競技 で使われており、その 課題 が公開  されています。

なお上記リンク先の情報には古いものも含まれていますので、利用に際してはご注意頂くようにお願いします。

1,055 total views, no views today

日本語ドキュメント|xSignalを利用した高速デザイン

Altium Designer 15 の新機能として登場した xSignal 機能を解説した日本語ドキュメント を用意しました。

 xsignal

Altium Designer には高速伝送絽の信号劣化を防ぐための配線長の制限機能や、等長配線機能を備えていますが、実際のレイアウトではこれらの機能を利用できないケースが出てきます。例えば、ダンピング抵抗を挿入するとネットは2つに分割され単一ぼネットでは無くなるため、配線長の制限機能を利用する事ができません。

また、対称 T型配線では、同一ネット内の 2つの配線ルートの長さを一致させることが必要になりますが、等長化機能として用意さている Mached net length ルールを同一ネット内で利用する事はできません。そこで、これらの制限を回避してより広範囲に高速配線機能を利用できるように用意されたのが、この xSignalです。

なおこの資料は Altium 社から Altium Designer 15 の新機能の解説のために提供されている英文資料の翻訳です。単なる機能紹介だけでなく、使い方が具体的に説説明されていますので、運用段階で役立つ資料としてご利用ださい。

またこのドキュメント は Altium Designerユーザー情報サイトアンビル コンサルティング保守ユーザー専用エリア からダウンロードすることができます。また他にも Altium Designer 評価版ユーザー様向け日本語資料 や Altium Designer 保守ユーザー様向け日本語資料 を用意しておりますので、ぜひともご利用ください。

1,191 total views, no views today

TOTAS技術スキルアップセミナ2015

アンビル コンサルティングは 5月27日に開催される、株式会社トータス様主催の技術セミナー に協賛しいたします。弊社では以前より、主に高速伝送路の SI 技術に関するセミナーに協賛してまいりましたが、今回のセミナーのテーマは、スイッチング電源の設計です。このセミナーの概要は以下のとおりです。
(トータス様サイトからの転載)

国立奈良高専 校長  谷口研二様ならびに(株)TechDream, Inc President and Founder
府川佳広様を講師としてお招きし、スイッチング電源設計のポイント、
内蔵キャパシタによるノイズ対策事例および US シリコンバレー現地の最新情報を
テーマとしてご講演頂きます。

・ 日時:  2015年 5月 27日(水) 13:00 ~18:00 (受付 12:30 ~)
・ 会場:  3F会議室 (レンゴーロジスティクス株式会社) 
   大阪市西淀川区御幣島 2-15-28 みてじまグリーンビル 
   JR東西線  御幣島 (みてじま)  駅下車、2番出口 を左側に徒歩3分
・ 定員:  50 名 (申込み先着順) 参加無料

ホームページでの案内 によると、残り 6席(4月27日現在)となっておりますので、参加ご希望の場合には申込みをお急ぎください。

864 total views, no views today

2015年、春の連休期間中の営業日程

今年も間もなくゴールテンウィークがやってきます。アンビル コンサルティングではこの期間中、以下のスケジュールで営業いたします。

・ 4月28日(火)まで – カレンダーどおりに営業・休業いたします。
・ 4月29日(水)から 5月 6日(水)  – 休業いたします。
・ 5月7日(木)以降 – カレンダーどおりに営業・休業いたします。

なお休業中も時々メールの受信確認を行う予定です。お返事を差し上げることができる場合もございますので、緊急の用件などがございましたら info@anvil.co.jp までご連絡ください。

1,062 total views, no views today

びわこジャズフェスティバル in 東近江2015

今月4月18日(土)と4月19日(日)の 2日間、びわこジャズフェスティバル in 東近江2015 が開催されます。そしてアンビル コンサルィングでは今年も、近江酒造・ステージ(4月19日)で音響のお手伝いをいたします。

bjf2015

昨年までこの会場ではロックバンドが出演が多かったのですが、今年はジャズバンドもエントリーされており、バラエティに富んでいます。また今年はメインスピーカーからサイウーファーを省き、モニタースピーカー 6本を EV から Classic Pro に入れ替えた新しい構成のシステムを持ち込みます。

近江酒造・ステージ(4月19日)のプログラム
• 11:30~12:10 S.J.O  (ジャズ)
• 12:30~13:10 Swing Con Clave  (ジャズ)
• 13:30~14:10 WEASE  (ロック&ポップス)
• 14:30~15:10 6Beat (シックス・ビート)  (オールディーズ)
• 15:30~16:10 コンソメ・パリジェンヌ (ロック)
• 16:30~17:10 アンサンブルBlue Sky  (ロック&ポップス)

予報ではなんとか天気も持ちそうですので、近隣の方はぜひお越しください。

1,096 total views, no views today

Altium Designer 15 の次のアップデート

Altium Designerは常に改良が行われており定期的にアッデートがリリースされます。マイナーな更新は 2-3ヶ月に1回くらいの頻度で行われ、直近では 3月16日にVersion 15.0.15(Build: 41991)がリースされています。

この Version 15.0.15 のリリースノートには 10箇所の改良が記されていますが、その内容は全て不具合の修正またはそれに類するものです。この内容の詳細は Altium Designer ユーザー情報サイト の 日本語リリースノート をご覧ください。

そして次のアップデートとして、15.1 のリリースがすでにアナウンスされています。このバージョンでは多くの新機能の追加が予定されており、その内容が 特別に用意された専用ページで紹介 されています。そしてここにはナレーションの入った多くの動画が用意されており手っ取り早くその概要を知ることができます。

ad15-1

ここでは最初の動画で Pad & Via Libraries(パッド・ビアライブラリ)機能が紹介されており、任意のサイズのパッドを登録し、必要なサイズのパッドを簡単に取り出し利用できることが分かります。また 3D PDF 機能の動画では  Altium Designer で生成された 3D PDF ファイルを Acrobat Reader に取り込み、画面上で 3D PCB 画像を回転できる様子が紹介されています。

他にも興味深い新機能が数多く紹介されていますので、ぜひ一度ご覧ください。

1,027 total views, no views today

CircuitMaker オープンベータを準備中

最初のアナウンスから少し間延びしている感のある CircuitMaker ですが、WEB サイトを覗いて見たところ ブログ の内容が更新されていました。

最新の記事によると、現在は Closed Beta の段階であり Open Beta のリリースに向けて準備中との事です。そして Open Beta のリリースは、今年の 5月 16-17日に開催される展示会 10th Anual Maker Fair のタイミングにあわせて行われるようです。

cm150331

無料ソフトの場合には、 Open Beta のリリースによりすぐに利用が可能になりますので、Open Beta のリリースは正式版リリースに近い意味合いを持つことになりまそうです。

この CircuitMaker では、商品として販売される電子機器の開発よりもむしろ、自作や教材用としての用途が想定されています。

振り返ると昭和の時代にはオーディオ機器や無線機の自作が盛んで、マニアの好奇心を喚起し育てる豊かな環境がありました。しかし平成に入りその対象はパソコンの自作に移り現在ではそれも峠を越した感があります。やはりこれからは、ロボットや宇宙開発の時代でしょうか?

いずれにせよ、高性能な CAD ツールが無償で利用できる時代がもうすぐやってきそうです。

922 total views, no views today