Altium Designer のサブスクリプションとアップグレード

Altium Designer の最新バージョンを入手するための手段として、サブスクリプションとアップグレードの 2つがあります。 

アップグレードにもサブスクリプションが含まれていますので、サブスクリプションを買ってもアップグレードを買っても、提供されるものに違いはなく、いずれも場合にも購入後 1年間、最新のプログラムを利用することができます。 

このように、サブスクリプションもアップグレードもド商品の中身は全く同じですが、対象としているライセンスの世代(バージョン)が異なります。Altium Designer 10 以降に対しては、サブスクリプションが適応され、Summer 09 以前のバージョンにはアップグレードが適応されます。なおこの対象ライセンスは、新バージョンが出るたびに一世代ずつ古くなっていきますので、このサブスクリプションとアップグレードの境界は新バージョンが出るたびに動きます。このように両方とも身は同じで、対象ライセンスの世代が違うだけなので、「アップグレードは Summer 09 以前の旧バージョン向けのサブスクリプション」と考えたほうがわかりやすいのかも知れません。

 2013年6月末時点での、サブスクリプションとアップグレードの価格は以下のとおりです。サブスクリプションは、満了後6ヶ月ごとに再契約の節目が訪れるような価格体系になっています。 

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 そこで、この新しい体系にどのように対応すべきなのかについてまとめてみました。

  1. サブスクリプションを期間内に更新

    なんと言ってもこれが一番ですので、可能な限り事前に予算を確保し、切れ目なく更新更新されることをお奨めします。これのことによりサブスクリプションで提供されるソフトウェアのアップグレードと、代理店から提供されるサポートサービスを、切れ目なくタイムリーに受ける事ができます。

  2. サブスクリプションを満了後に再契約

    サブスクリプションは切れ目のない更新が理想ですが、予算上の理由などにより期間内の発注が難しい場合には期間満了後の再契約が可能です。この再契約価格はサブスクリプションの空白期間(未契約期間)が短いほど安く、長くなればばるほど高くなるように設定されています。また、新バージョンのリリースにあわせて古いバージョンが順次対象から外され行き、何年か経つと加入できなくなってしまいますので、空白期間が長い場合には注意が必要です。

  3. アップグレード

    サブスクリプションの空白期間中に、使用中のライセンスがサブスクリプション対象から外れたてしました場合には、アップグレードによってサブスクリプションに再加入できます。アップグレードとサブスクリプションでは提供されるサービスの中身は同じですが価格はだいぶ割高になります。また、新バージョンのリリースにあわせて旧バージョンが順次対象から外され行き、長期間放置されている場合には新規購入以外の方法では、新バージョンを入手することができなくなります。

 Altium Desugner は編集機能だけでなくライセンス認証などのシステム環境も進化し続けており、スムーズな運用のためにサブスクリプションは必要不可欠なものとなってきています。このため。切れ目のないサブスクリプションの更新をお奨めします。またサブスクリプションが切れた場合には、これを長期に放置することなく、少なくとも 6ヶ月に一度の間隔で、再加入をご検討いただくようにお願いいたします。

 なおサブスクリプション更新のご検討に際kしては、Altium Designer FAQ – 保守契約編進化の止まらない Altium Designer を使い切るためにサブスクリプションとは? をご覧ください。 また契約更新に際しては、アンビル コンサルティング経由での発注をご検討いただければ幸いです。 Altum Designer FAQ – アンビル コンサルティング編

 以上、サブスクリプションについてのお問合せと見積依頼は、Altium Designer お問合せフォーム または info@anvil.co.jp まにて気軽にご連絡ください。

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