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2014年の締めくくりに向けて

間もなく キャンペーン が終了し、これで今年を締めくくることにとになるわけですが、いま振り返ると今年は大変好調な一年でした。

アンビルコンサルティングの決算は 9月末ですので年の変わり目とは 3ヶ月ずれていますが、11期を終えた今年の決算では過去に無い高い売上げを記録することができました。そこで、皆様のご愛顧に感謝すると共に、追い風となった出来事を中心に、今年のビジネスを振り返ってみました。

● 4月 1日 – 消費税率アップ
もちろん増税はマイナス要因ですが、発注の前倒しにより 1-3月期の売上げが押し上げられました。

4月 9日 – Windows XP サポート終了
これにより Windows 7以降の OS への移行が進みましたが、新しい OS 環境でのProtel 99 SE の利用 が難しくなり Altium Designer への移行が加速しました。

4月21日 – Altium Designer 14 スプリングキャンペーン
この時期のキャンペーンは 6月末の Altium 社の決算対策の意味合いが強いのですが、日本では増税前倒し需要の反動減をカバーするのには絶好のタイミングでした。7月からの値上げがアナウンスされていたこともあり、特に PCB 付新規ライセンスを数多く受注させていただきました。

7月 1日 – Altium Designer の値上げ
Altium Designer PCB 付の新規ライセンスのが 2割程度値上げされました。キャンペーン終了の直後ということもあり、それまでの賑わいは一気に沈静化してしまいました。

11月 1日 – Altium Designer 2014 年 Winter キャンペーン
例年 Altium 社の半期決算に向けて行われるものですが、今年は少し 早めに開始されました。春のキャンペーンのように相乗効果を期待できる要因は無く、爆発的な受注の増大は期待できない状況の中で開始されましたが、例年以上の成果を得て終わりを迎えようとしています。

このように今年を振り返り、その傾向をざっくり総括すると、前半は補助金によって購入されるお客様が多かったように思います。これはアベノミクスによる恩恵でしょうか? また中盤から後半にかけては、Protel 99 SE からの移行が目立ちました。 おそらくこれは OS の移行に伴うニーズです。

そしてもう一つ、アンビルコンサルティングでは、メインサイトを 10年ぶりに更新しました。昨年来 CMS ベースのものへの置き換えを進めてききましたが、これで 9割方移行が完了しました。

今年はこのようにアクティブかつ好調裏にしめくくりつつありますが、、Windows XP のサポート終了や、補助金の交付などの外的要因による後強い押しがありました。来年は今年購入していただいた皆様方が成果を上げ、再投資していただけるよう、さらなるサポートの強化に努めたいと思います。

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Altium Designer ユーザー情報サイトの新着情報

Altium Designer ユーザー情報サイトでは Altium Designer の利用に役立つテクニカル情報をお届けしています。このサイトでは主に Altium Designer の使い方の解説が行われており、PDF 化された Altium Designer 評価版ユーザー様向け日本語資料Altium Designer 保守ユーザー様向け日本語資料 も提供されています。

このサイトの情報は新バージョンのリリースにあわせて更新れます。そこで今回は Altium Designer  15 リリース前後の新着記事をご案内します。

For Trial Users > Getting Started

Altium Designer システム要件 Altium Designer 14.3 のリリースにあわせて更新されました。
Altium Desginer 14&15のインストール Altium Designer 15 のリリースにあわせて更新されました。
Altium Designer 導入ガイド Altium Designer 15 に合わせて更新されています。

For Altium Designer Users > About Altium Designer

Altium Desginer 15 リリース&リリースノート Altium Designer 15 での更新内容が紹介されています。

For Altium Designer Users > FAQs & Tips

デザインルール:Mask
機能紹介:ティアドロップの追加・削除     
機能紹介:配線長の確認
・ 機能紹介:クラス定義

For Anvil Customers

FTD2XX.dllに関するエラーが発生した場合     

なおここには、利用者登録が必要なページや、アンビル コンサルティングのサブスクリプションユーザしか利用できないページがあります。

サブススクリプション期間中のアンビル コンサルティングのユーザーでないと、このサイトの全ての情報を閲覧する事はできませんが、それ以外の場合でも有用な多くの情報を入手することができます。また、ユーザー登録せずに利用する事もできますが、この場合には一部のエリアしか見られませんので、利用に際してはまずユーザー登録することが必要です。

このサイトは以下のように複数のカテゴリに分類されています。

INFOMATION : 利用者登録をせずに、評価版ユーザーも利用可能
FOR TRIAL USERS : 利用者登録をせずに、評価版ユーザーも利用可能
FOR ALTIUM DESIGNER USERS : 評価版ユーザーも利用できるが登録が必要
FOR ANVIL CUSTMER : アンビルコンサルティングの保守契約ユーザ限定
USERS ROOM : 評価版ユーザーも利用できるが登録が必要

この Altium Designer ユーザー情報サイトの利用方法と内容についての不明点については support@anvil.co.jp までお問合せ下さい。

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Altium Designer 15 を知るための情報源

Altium Designer 15  がリリースされてから 1ヶ月近く経ち、キャンペーン中でもあり多くの方々に導入をご検討いただいたおります。そこで今回は、この新しい Altium Designer 15 を知るための情報源をかいつまんでご紹介したいと思います。

まず Altium のメインサイト をご覧ください。このサイトはAltium Designer 15 のリリースにあわせて全面的に更新れれています。Altium のメインサイトでは更新のたびに動画が多用されるようになり、今回の更新ではアイキャッチ画像まで、動画に置き換えられています。

admain15top

またこのサイトでは文字情報も充実していますが、ご覧いただいたとおり日本語化があまり進んでいませんので、まずはこのサイトに用意された豊富な動画をご覧いただきたいと思います。

そして次にご覧いただきたいの アイキャッチ画像からのリンク先 にある動画です。導入部がかなり歴史がかっていて楽しめます。 またこの動画は Overview のページ、  や YouTube の Altium official にも置かれています。

また、What’s new のページには今回の主要なアップデートである以下の機能が動画で紹介されています。

● Enhanced Length (Phase and Delay)
位相と遅延の整合化のための配線長の調整管理機能
● New in Altium Designer 15: xSignals
xSignals による新機能
● New Gerber-X2 and IPC-2581 Output
新しい Gerber-X2 and IPC-2581 出力機能
● True Variant Enhancements
バリアントの本格的なサポート
● OLE Object Support in PCB Documents
PCB ドキュメント中での OLE オブジェクトのサポート
● Support for Rectangular Pad Holes
パッドでの角穴のサポート
Solder Mask Expansion Enhancements  
ソリダーマスク開口のエクスパンション設定の精密化

これらの動画にある新機能、その他の改良点は Altium Designer 15 のリリースノートで紹介されており、日本語に翻訳されたものを Altium Designer ユーザー情報サイトでご覧いただくことができます。

さらに今までと同じように評価版ライセンスも提供されています。 評価版では製品版と同じプログラムが使われていますので、Altium Designer 15 の機能を調査するための資料としては、漏れの無い完璧なものであるといえます。 アンビルコンサルティングでは、この評価版ユーザーの方々を無償でサポートしていますので、ご検討に際しては Altium Fesigner トライアルショップ または こちらの請求フォーム からご請求ください。

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Altium Designer 15 導入ガイド

Altium Designer ユーザー情報サイトでは Altium Designer の利用に役立つテクニカル情報をお届けしています。そしてこのサイトでは、先月の Altium Designer 15 のリリースを受けて順次内容の更新を進めており、今週から Altium Designer 15 に対応した導入ガイトの提供を開始しました。

Altium Designer 15 導入ガイド

ad15guide
1. ライセンス オプション ….. 1
2. ライセンス タイプ ….. 1
3. AltiumLive Account ….. 2
4. インストール プログラムの入手 ….. 2
5. インストール ….. 3
6. ライセンス取得(アクティベーション) …..6
7. 追加機能のインストール ….. 13
8. アップデートモジュールのインストール ….. 17
9. 日本語環境への切り替え ….. 20
10.ライブラリ&サンプルファイル ….. 21
11. Altium Designerのアンインストール ….. 21
12. Altium Designer Viewer について ….. 22

 

Altium Designer ユーザー情報サイトには、アンビルコンサルティングの保守ユーザー様限定のエリアと、だれでも自由に閲覧可能なエリアに分かれていますが、この Altium Designer 15 導入ガイドのダウンロードには特に制限はかけられていませんので、弊社ユーザー様以外の方々もお気軽にご利用ください。  

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アンビルコンサルティングのルーツ

* 旧サイトからの転載・加筆

私たちアンビルコンサルティングのメンバーが CAD の販売を始めてから、もうかれこれ 四半世紀になります。今では、アルティウム専門店を営んでおりますが、ここに至るまでには幾多の変遷がありました。

プロテル(Protel/Altium の旧製品)の販売を開始してから数えても、もう 20年以上経過しています。この間いろいろなことにチャレンジしてきましたが、今ふり返るとプロテルの販売を開始した後よりも、それ以前の数年間のビジネスの方が多彩で、変化に富んでいました。

まず写真をご覧下さい。

cad_all

これは1991 年くらいから販売を開始した商品の写真です。そしてここれらは私たちがプロテルを始める前の主力商品でした。これを見て、ピンと来る人はかなりのベテランです。おそらく、こんなものは見た事が無いという人がほとんどでしょう。

ここには、CAD システムを構成するハードウェアとソフトウェアが並んでいます。

この写真の前列には 5.25 インチのフロッピーディスクが見えます。このころの外部記憶媒体としては、まだ 5.25 インチのフロッピーディスクが主流でした。そのてこのフロッピーディスクは、その後の DOS から Windows への移行に合わせて、5.25 インチから 3.5 インチに一気に切り替わりました。そしてmその後、プロテルの販売を始めたころにはすでにメディアは 3.5 インチに切り替わっており、Advanced Scematic や PCB では、最初から 3.5 インチのメディアが使われていたように記憶しています。

また、各製品のフロッピーディスクの前には 4 角いコネクタのようなものが置かれています。これはドングルと呼ばれるプロテクトデバイスであり、これをパラレルポートに差し込まないとプログラムが起動しない、というしくみになっていました。

その他にいろいろなものが写っていますが、後列の左から順のその正体を明らかにしたいと思います。

(1) Qualstar の MT 装置
これは、Gerber データを MT でやり取りするときに必要でした。1250 BPI と 6500 BPI の 2種類がありました。この商品は意外にも需要が大きく、自動車や航空機関連のメーカー様にもご購入いただきました。半永久的なデータの保管にはこれが最適というお話でした。

(2) テクスパート製 T486 パーソナルコンピュータ。
当時英語版 DOS ソフトウェアのプラットフォームとして安心して使用できる PC が入手しにくい状況でした。このため当時のテクスパートでは、使用パーツを厳選して組み立てたオリジナル PC をCAD 用として販売しました。この PC ケースには当時はまだ無名であった Antec 社の製品を選びました。

(3) モニター 
基本的には、モニターの選定はお客様にお任せしていました。写真に写っているのは三洋電機製のものですが、実際には飯山電機製の 21インチ製のものをお選びいただくことが多かったように記憶しています。

続いて前列左から、

(1) Qualster MT 装置のドライバー/ユーティリティ(MT 装置の添付物) 
(2) PADS PCB (16 ビット ソフトウェア。メーカは PADS → Mentor )
(3) MaxRoute オートルータ (メーカは Masstek → OrCAD → CADENCE )
(4) PC Gerber / ECAM (メーカは CSI → ACT → PADS → Mentor )

PADS の記憶 PADS の記憶 – ユーザー編 Massteck の記憶

これらのソフトウェアは今でこそメジャーな存在になっていますが、当時はまだ無名であり、まだこれらのソフトウェアを輸入販売しているところは他にありませんでした。ただし PADS は例外であり、すでの 5 社の代理店があり混戦状態でした。

私たちは、これらの全ての CAD ソフトウェアに対して、英文マニュアルの全文が翻訳された日本語マニュアルを添付しました。当時の私たちは、日本語マニュアルの無い製品を販売するなどということは許されないことだと思い込んでいましたので、労をいとわずマニュアルの翻訳に注力しました。

しかし当時の外国製 CAD ソフトウェアでは日本語マニュアルが皆無に近い状態でしたので、翻訳の依頼や、マニュアルだけを購入したいという引き合いが数多くありました。これを受け、PADS Software 社からの依頼で、その後の PADS2000 マニュアルの翻訳も行いました。 またECAM の日本語マニュアルについては当時の大手 CADメーカ様にもご利用いただきました。

最前列に写っているのは、Omnikey Ultra と Logitech マウスです。当時のキーボードやマウスは、いかにも「コストダウンしました!」と言わんばかりのものが多く、このようなチープなものを避けると選択肢は限られました。Omnikey Ultra はAlps 製メカニカルキースイッチを使っていたのでキータッチが良く、また DIP スイッチでキー配列が変更できるなど多機能でした。また机の上で安定させるために金属のおもりが入れられているなど、他に類を見ない贅沢な仕様の製品でした。

ざっと振り返ってみましたが、この頃の PC-CAD 業界は今よりももっと活気があったように思います。この後 Windows の時代が到来し PC-CAD が本格的に普及しますが、CAD ベンダーの数やツールのバリエーションは、むしろ MS-DOS 全盛のこの頃の方が豊富でした。そして、私たちにとって、このような活気あふれた時期にCAD ビジネスに参入できたことは、大変幸運なことでした。

OrCAD,PADS,P-CAD..the Legend of EDA に回顧録がありますので興味のあるかたはどうぞ。

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謎の新製品 CircuitStudio

Altium のサイトで CircuitStudio という名の新製品 が紹介されています。高額な商品ではなさそうですが少し前にアナウンスされた CircuitMaker とは異なるようです。まさにこれは唐突に現れた謎の新製品です。

circuitstudio15

Altium サイトの CrcuitStudio ページ 冒頭の紹介文には、プロフェッショナル用途のPCB デザインツールでありAltium 25年の技術の集大成により生まれたものであると書かれています。 そしてCircuitStudio 専用サイト にはもう少し詳しい説明があり、使いやすさを追求したものである事や、ネイティブな 3D  編集が可能な事などといった特長が紹介されています。

私たち売り手側としては Altium ラインナップに対して、どのように位置づけられるのかが気になりますので、紹介文に目を通し探ってみた結果、少しその輪郭にようなものが見えてきました。

・ FPGA 機能な無くPCB 設計にフォーカスしたもののようです。
・ PSB の 3D による部品配置や配線が可能なようです。
・ EAGLE データの読込機能が特長として強調されている点を見ても、高額な商品ではなさそうです。
・ Altium Designer の下位製品のようですが実用的で過不足の無い PCB 機能を備えていそうです。

この CircuitStudio については ベータテスターを募集していますので、開発はだいぶ進んでいるようです。R&D アメリカ移転の成果なのかどうかは不明ですが、最近の Altium は急にフットワークが軽くなり、着いて行くのが大変です。

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Altium Designer 15 出荷開始

昨日 2014年 11月17日、Altium Designer 15 がにリリースされ、すでに ダウンロード 可能になっています。
 

 AD15Release141117

 

リリースノート では以下の 21項目の改良点がキーハイライトとして紹介されています。

● xSignals によるハイスピードデザイン
● ソルダーマスク・エクスパンションの改良
● より正確は配線長の計測
● ポリゴンの改良
● PCB ドキュメントでの OLE オブジェクトのサポート
● パッドでの角穴のサポート
● 2D と 3D での表示角度の個別化
● IPC-2581 のサポート Gerber X2 のサポート
● IDX のサポート
● Unicode フォーマットでの IDF エクスポート
● より本格的なバリアントへの拡張
● アウトプットジョブエディターの拡張
● ユニーク ID 重複の修正機能の改良
● システムとパフォーマンスの改良
● Vault との連携の強化
● Vault コンポーネント のコントロールパラメータの表示
● パラメータリストのテンプレート
● パラメータベースのネームテンプレート
● Vivado ツールとの連携の強化 直感操作によるインポートとエクスポート

 
評価版ライセンスでものこの新しい Altium Designer 15の機能をお試しいただけますので導入検討中の場合にはぜひとも、アンビル コンサルティングまでご請求 ください。

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Altium Designer サブスクリプションのスキームと価格

2015年 1月 の価格改定で、サブスクリプションについても改定が行われました。

Altium Designer のライセンスを購入すると 1年間のサブスクリプション(保守契約)が付属しておりその期間内にリリースされた新しいバージョンのプログラムを無償で入手することができます。

このサブスクリプションは任意更新となっており、契約期間内に更新手続きをすることにより、切れ目なく継続することがでみます。またサブスクリプション満了後 24ヶ月以内であれば、再加入するすることもできます。また、もしサブスクリプション満了後 12ヶ月i以上経過した場合には、アップフレードの扱いになります。アップフレードにも 1年間にサブスクリプションが付属していますので、実質的にはサブスクリプションの再契約と変わりませんが、価格が割高になります。 

このサブスクリプションとアップグレードは以下のようにご利用いただくことができます。

  1. サブスクリプションを期間内に更新

    なんと言ってもこれが一番ですので、可能な限り事前に予算を確保し、切れ目なく更新更新されることをお奨めします。これのことによりサブスクリプションで提供されるソフトウェアのアップグレードと、代理店から提供されるサポートサービスを、切れ目なくタイムリーに受ける事ができます。

  2. サブスクリプションを満了後に再契約

    サブスクリプションは切れ目のない更新が理想ですが、予算上の理由などにより期間内の更新が出来ない場合には、期間満了後に再契約する事ができます。この再契約のための料金はサブスクリプションの空白期間(未契約期間)が短いほど安く、長くなればばるほど高くなるように設定されています。なお、空白が24 ケ月を越えると再契約できなくなりますのでご注意ください。

  3. アップグレード

    サブスクリプションの空白期間が 24ヶ月を超えるとサブスクリプションへの再加入ができなくなりますが、このような場合にはアップグレードによってサブスクリプションに再加入できます。アップグレードとサブスクリプションでは提供されるサービスの中身は同じですが価格はだいぶ割高になります。また、新バージョンのリリースにあわせて、順次、旧バージョンがアップグレードの対象から外され行きますので、長期間未保守のまま放置すると、新規購入以外に新バージョンを入手する方法が無くなります。

Altium Desugner は常に進化し続けており、スムーズな運用のためにサブスクリプションは必要不可欠なものとなってきています。このため切れ目のないサブスクリプションの更新をお奨めしています。またサブスクリプションが切れた場合には、そのまま長期に放置することなく、少なくとも 6ヶ月に一度の間隔で、再加入をご検討いただくようにお願いいたします。

なおサブスクリプション更新のご検討に際しては、Altium Designer FAQ – 保守契約編進化の止まらない Altium Designer を使い切るためにサブスクリプションとは? をご覧ください。 そしてぜひとも アンビル コンサルティング に 更新をお申し付け ください。

 以上、サブスクリプションについてのお問合せと見積依頼は、Altium Designer お問合せフォーム または info@anvil.co.jp  まにて気軽にご連絡ください。

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生産が終了した品目について

このサイトでは新製品や新バージョンについていち早くお伝えしていますが、今回はその真逆である生産終了についてお伝えします。

● Nanoboard 3000
先月 10月末、Altium より Nanoboard 3000 シリーズの生産を終了したとの連絡がありました。すでに在庫はなく、このアナウンスと同時に販売も中止されました。今のところ後継製品についてのアナウンスはなく、今後の対応については Altium からの情報を待っているところです。

Desktop NanoBoard NB2
少し古い話になりますが Nanoboard 3000 の上記機種である NanoBoard NB2 も 2011年生産が終了し、その後、在庫の完売とともに販売が終了ています。ドーターボードなど、そのオプション製品の在庫状況は未確認ですが、補修等で必要な場合にはその都度確認させていただきます。

NET-TOOL ad
すでに NET-TOOL 販売終了のご案内  でお伝えしてとおりです。すでに Altium Designer やライヌラリとのバンドル販売を終了し、小出しに販売させていただいておりましたが、現在在庫数が 3本となっており、この完売を持ち販売終了とさせていただいます。

これら製品を長らくご愛顧いただき、ありがとうございました。

 

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ローミングモードの利用

Altium Designer では 3種類のライセンスタイプ が用意されており、スタンドアロンとオンデマンドタイプは、ライセンスサーバーを設置しなくてよいので手軽に利用できます。特にオンデマンドタイプでは複数の PC でライセンスを共用でき、優れた機能性と簡便さを兼ね備えた万能型ライセンスタイプであるといえます。

しかしこのオンデマンドにも一つだけ難点があります。それはインターネットに対する依存度が高く、インターネットに接続できる環境でしか利用できない事です。この事は、インターネットや Altium のサーバーに障害が生じると Altium Designer が使えなくなることとを意味します。

そこで、この欠点を補うためにオンデマンドライセンスに用意されているのが、ローミングモードです。オンデマンドライセンスでは、Altium のサーバーに置いてあるライセンスをインターネットを介して受け取りますが、ローミングモードではこのライセンスを一時的にローカル PC に移動して利用します。この場合、インターネットに繋げなくても利用できますが、Altium のサーバーにはライセンスがありあせんので、他のユーザが Altium Designer を利用することができず、実質的にはスタンドアロンライセンスと同様に機能します。

roam

このローミングモードは、インターネットに接続できない出張先で Altium Designer を利用したい場合や、インタネットや Altium のサーバーの障害を回避しなくてはならない場合に役立ちます。

以上のようにローミングは簡単な切替操作により、オンデマンドをスタンドアロンとして利用でる便利なモードですので、でひ一度お試しください。

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Altium Designer 14 の足跡

Altium Designer 14 の お買い得なキャンペーン が始まり、Altium Designer の導入を検討中の方も多いのではないかと思います。また、Altium Designer 15 の年内リリース がアナウンスされ、Altium Designer 14 のアップデートも 先月リリースされた Ver. 14.3.15 で終りそうな気配です。そこで、Altium Designer 14 の足跡をたどってみることにしました。

ad_entrance_14

Altium Designer 14 でのアップデートの目玉は何といっても上記の画像にもあるように、フレキシブル基板の本格的なサポートです。またその他に AutoCAD の最新バージョンで作成されたファイルの読み書きや EAGLE PCB ファイルで保存など、見逃せない多くの改良が施されています。 この新バージョンで実現された機能については、旧情報サイトの Altium Designer 14のリリース で説明されていますのでご覧ください。 また、日本語リリースノートもあわせてご覧ください。(要ユーザー登録)

● Altium Designer 14.1(v14.1.5~)
この新バージョンは Altium Designer 14、最初のアップデート  でも紹介させていただきましたが、Altium Vault に大幅な改良が加えられた他、Altium Designer 14 のイニシャルリリースにで生じた不具合の解消や、パフォマーンスの安定化などが図られています。またこのバージョンからインストールメディアが DVD から USB メモリに変更 されています。

altium_usb2

このアップデートの詳細については 日本語リリースノート ご覧ください。(要ユーザー登録)

● Altium Designer 14.2(v14.2.3~)
このバージョンについても主な改良点は不具合の解消やパフォーマンスの改良であり、比較的に地味な印象を受けますが 2つの重要なアップデートが含まれています。その一つがベタエリアの塗りつぶし速度の改良であり Altium からは 10倍程度高速化したことが報告されています。そしてもう一つは Windows 8 への対応です。この直後の、リリース v14.2.4 から Windows 8 が正式サポート されました。

AD14.2_Polygon_Pour_Time

 このアップデートの詳細については 日本語リリースノート をご覧ください。(要ユーザー登録) 

● Altium Designer 14.3(v14.3.9~)
このバージョンは、番号こそ 0.1 増えただけですが、PCB の編集機能を中心に多くの改良が加えられており、アップデートのインストール方法も旧バージョンのプログラムからのアップデートではなく、新規インストールになっています。このサイトの Altium Designer 14.3 がリリース  でも案内済みですが、アップデートされた箇所があまりにも多いので、機能の説明を省いてお伝えしました。 アップデートの内容については Altium のリリースノート で詳しく紹介されていますがかなりのボリュームがありますので、時間が無い場合にはとりあえず画像だけを順にご覧いただいた後、興味深い新機能の箇所を選んで説明お読みください。

via_ShieldedRoute

またこの 14.3 ではリビジョンアップが小刻みに行われています。以下に Altium Designer 14 のアップデートの履歴をまとめましたのでご覧下さい。

リリース日 ビルド番号 製品名 リリース名
2013/06/13 28608 Altium Designer 2013 13.3.4
2013/10/21 30380 Altium Designer 14 14.0.9
2013/12/05 30772 Altium Designer 14 14.1.5
2014/02/19 31718 Altium Designer 14 14.2.3
2014/04/05 31871 Altium Designer 14 14.2.4
2014/05/05 32823 Altium Designer 14 14.2.5
2014/05/29 33548 Altium Designer 14 14.3.9
2014/06/04 33625 Altium Designer 14 14.3.10
2014/06/13 33708 Altium Designer 14 14.3.11
2014/07/01 33957 Altium Designer 14 14.3.12
2014/07/09 34012 Altium Designer 14 14.3.13
2014/08/25 34662 Altium Designer 14 14.3.14
2014/10/02 35511 Altium Designer 14 14.3.15

またそれぞれのアップデートの詳細が 日本語リリースノート でご覧いただけます。(要ユーザー登録)

その他  Altium Designer 14 の新機能は YouTube 動画 でもこれらの新機能が紹介 されています。またこのリリースにあわせ、 Altium Designer  14 の新機能による   フレキシブル混在基板の設計方法を解説したガイドブック も用意されています。

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ハンズオン・トレーニング、2015年 1月~3月の日程

アンビル コンサルティングでは大阪市内のサポートサテライトで Altium Designer ハンズオン・トレーニング を定期開催しております。

このハンズオン・トレーニングの 2015年1月~3月の日程 をご案内いたします。  

< 1月開催分 >
• 1月21日(水) 概要&回路図
• 1月22日(木) PCB

< 2月開催分 >
• 2月  4日(水) 概要&回路図
• 2月  5日(木) PCB
• 2月18日(水) 概要&回路図
• 2月19日(木) PCB)

< 3月開催分 >
• 3月11日(水) 概要&回路図
• 3月12日(木) PCB
• 3月25日(水) 概要&回路図
• 3月26日(木) PCB

また、すでにご案内済みの 11~12月開催分についても現在申し込み受け付け中です。

< 11月開催分 > 
• 11月12日(水) 概要&回路図
• 11月13日(木) PCB
• 11月26日(水) 概要&回路図
• 11月27日(木) PCB)

< 12月開催分 >
• 12月  3日(水) 概要&回路図
• 12月  4日(木) PCB
• 12月17日(水) 概要&回路図
• 12月18日(木) PCB

関西地域では唯一のトレーニングコースコースです。受講料金は 1日あたり 25,000円(弊社保守ユーザー様の場合は 20,000円)となります。 なお、日程が変更される場合がありますのでお申込みに際しては Altium Designer ユーザー情報サイト で最新日程をご確認ください。

また、東京では 株式会社エー・ディ・ティがトレーニングコースを定期開催 しています。関東近郊のお客様はこちらの利用もご検討ください。

トレーニングコースに関するお問合せ・お申込みは リクエストフォーム またはsupport@anvil.co.jp まで。

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Altium Designer 2014年 Winter キャンペーン

2014年 11月 1日より、Altium Designer 2014年 Winter キャンペーン が始まりました。尤もここ数年は年中行事化しており、毎年11月に開始されていますのでお待ちになっておられた方も多いかも知れません。しかし今年は例年よち半月ほど開始日が早く、また対称品目と値引き率が若干異なります。

今回のキャンペーンでも、新規購入とアップグレードの全ての品目が対象になっていますが、前回最も値引き率が大きかった他社製品からの乗り換えは対象に含まれていません。その代わり、新規ライセンスの値引率が前回の 10% から 15% に引き上げられています。

キャンペーンは 12月22日までです。この期間中 Altium Designer 14 を通常価格の 15% から 20% 引き でk購入できますので、ぜひともお見逃しなくご利用ください。

  
新規ライセンスのご購入 – アッグレード元旧製品をお持ちでない場合

新規購入が 15% 引| Altium Designer 14 キャンペーン価格 (単位は円 / 税別)

通常価格 特別価格 値引率
Altium Designer SE(PCB無) スタンドアロン 291,000 247,350 15%
Altium Designer SE(PCB無) オンデマンド 324,000 275,400 15%
Altium Designer SE(PCB無) プライベートサーバー 313,000 266,050 15%
Altium Designer (PCB付) スタンドアロン 884,000 751,400 15%
Altium Designer (PCB付) オンデマンド 991,000 842,350 15%
Altium Designer (PCB付) プライベートサーバー 955,000 811,750 15%

 
● 旧製品からのアップグレードAltium Designer Summer 08 / Winter 09 / Summer 09 は対象外

旧製品からの移行が 20% 引| Altium Designer 14 キャンペーン価格 (単位は円 / 税別)

通常価格 特別価格 値引率
Altium Designer SE(PCB無) “10” から “14” へ 243,000 194,400 20%
Altium Designer SE(PCB無) “12” から “14” へ 203,000 162,400 20%
Altium Designer SE(PCB無) “13” から “14” へ 157,000 125,600 20%
Altium Designer (PCB付) “10” から “14” へ 740,000 592,000 20%
Altium Designer (PCB付) “12” から “14” へ 595,000 476,000 20%
Altium Designer (PCB付) “13” から “14” へ 475,000 380,000 20%

 
●  
PCB 無から PCB 付へのアップグレード – Altium Designer 10 以降のPCB 無し製品をお持ちの場合

PCB “無から有”への移行が 15% 引| Altium Designer 14 キャンペーン価格 (単位は円 / 税別)

通常価格 特別価格 値引率
クロスアップグレード、2013-03-15 以降のご購入分より 601,300 511,105 15%
クロスアップグレード、2013-03-15 以前のご購入分より 758,900 645,065 15%

 
このキャンペンに関するお問合せ、見積依頼、評価版ライセンスのご請求は、
こちらのフォーム または info@anvil.co.jp にて承っておりますので、お気軽にお申し付けください。

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Altium Designer トレーニング 2015年 1-3月の日程

東京新宿のエー・ディ・ティ本社で開催されている、Altiunm Designer トレーニングセミナーの 2015年 1月、2月、3月の日程 が公開されました。

● 1月21日 (水) 基本操作と回路設計
● 1月22日 (木) PCB 設計
● 2月12日 (木) 基本操作と回路設計
● 2月13日 (金) PCB 設計
● 3月11日 (水) 基本操作と回路設計
● 3月12日 (木) PCB 設計

時間は午前10時から午後5時まで。受講費用は 各コースとも同額の、税別価格 25,000円 /1日、45,000円 /2日、65,000円 /3日となっております。 この詳細は こちら をご覧ください。

また、アンビル コンサルティングでは大阪本町のサポートサテライトで Altium Designer ハンズオン・トレーニングを定期開催しております。11月と12月の開催日程は以下のとおりですので、こちらの利用もご検討ください。

● 11月12日(水) 概要&回路図
● 11月13日(木) PCB
● 11月26日(水) 概要&回路図
● 11月27日(木) PCB
● 12月  3日(水) 概要&回路図
● 12月  4日(木) PCB
● 12月17日(水) 概要&回路図
● 12月18日(木) PCB

なお大阪で開催中の Altium Designer ハンズオン・トレーニングの詳細についてはこちら をご覧ください。お問合せお申し込みは support@anvil.co.jp 宛または Altium Designer リクエストフォーム にて承っておりますのお気軽にご連絡ください。

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Protel 99 SE から Altium Designer への移行

いつまでたっても Protel 99 SE ついての問合せが減りません。リリースから 15年、販売終了穂 10年を経過しているにもかかわらず、いまだに Protel 99 SE ファイルとの互換性に関するお問合せが毎日のようにあります。

そのお問合せの内容は、過去に作成された Protel 99 SE データの酔い込みに関するものが大半ですが、それだけでなく、Protel 99 SE のフォーマットで書き出したいというものも多く、明らかにまだ Protel 99 SE が現役で稼動している現実が伺えます。

そこで今更ながら、Protel 99 SE の現役ユーザーの方々に Altium Designer への移行をお奨めしなくてはならないわけですが、たぶん皆さんは Altium Designer の機能の先進性ついては良くご存知であり、このお話をすると「良いのはわかっているが、ちょっと・・・・」というお応えが返ってくるのではないかと思います。

おそらく Altium Designer への移行においては、機能面以外のところで躊躇されている場合が多いのではないでしょうか? そこでその解決のたのヒントをいくつかお届けしたいと思います。

経費面での課題

Protel 99 SE はだいぶ前にアップグレード対象から外れており、Altium Designer を新規のご購入いただかなくてはなりませんので、予算が取れない事も多いと思います。これについてはほとんど打つ手が無い状況ですが、過去のキャンペーンで は10% 程度の値引きが行われたことが何度かあり、このような機会をご利用いただく事により、いくらか割安に購入できます。 また複数のライセンスをお使いの場合には、まずその一部だけを移行した後、残りを順次切り替えていくという方法により、出費を分散することができます。

コマンドの互換性等、操作性の相違に関する課題

移行に際しては、新しいツールがすぐに使いこなせるか?ということが心配になると思います。さすがにルック・アンド・フィールはかなり違いますが、回路図エディタや PCB ツールのコマンド体系は上位互換になっており、実際の設計に使いながら徐々に慣れていくという方法で、使いこなせるはずです。また小さな基板の設計から少しずつ Altium Designer に移行する事により、新しいツールを使いこなすための負担を軽減できると思います。

既存ファイルの再利用

まず Protel 99 SE で保存された既存のデータを再利用できるか?という事が気になると思いますが、これについては高精度の読み込み機能が備えられており、ほぼ問題はありません。ただし Altium Designer では構造的に大きく変わっている部分もあり、特に分割された内層や複雑なポリゴンを含む基板では、手直しが必要になる場合があります。いずれにせよ、Altium Designer に Protel 99 SEで作成したデータを読み込んでいきなり CAM 出力するということは避け、少なくともその前にDRC をかけることが必要です。

Protel 99 SE フォーマットでの書き出し

Altium Designer では Protel 99 SE の DDB 形式で保存することはできませんが、Protel 99 SE で読込可能な .sch や .pcb 形式に変換して保存することができます。しかし両者の機能差が大きいので、正しく変換されなし場合があります。また Altium Designer の PCB では TrueType がサポートされていますが、これを使うと Protel 99 SE では文字化けします。その他にも両者の機能差によって互換性が得られない部分が多々ありますので、Altium Designer で設計したものを Protel 99 SE で利用することは避けた方が無難です。 

Silk_ad99 
  TrueType 文字は、Protel 88 SE のフォーマットで保存すると、文字化けします

poly_ad99
  ソリット形式のベタは、Protel 88 SE のフォーマットで保存すると、消滅します

Altium Designer と Protel 99 SE との併用

Protel 99 SE から Altium Designer へは、スイッチを切り替えるように移行することはできず、一定期間両者を併用しながら序所に移行するというのが現実的な方法です。Protel 99 SE を Windows 7 や Windows 8.1 で使うとライブラリが組み込めないという不具合が出ますが、互換性を担保するための補助的な利用であれば、実用上大きな問題は無いはずです。また この不具合への対処法 も報告されており、同一 PC 環境に両者をインストールして併用することができます。

以上のように、移行を妨げる要因とその解決法を考えてみましたが、やはりデザインデータの互換性に関する問題を回避するためには、事前の調査と準備が必要です。このような用途にも評価版ライセンスをご利用いいただくことすることができますので、お気軽にご請求 ください。また、こちらの FAQ もあわせてご覧下さい。

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Altium Designer 15 近日発売

20141008_Altium_announces_A

Altium Designer 15 がアナウンスされました。プレスリリース によると、現在リリースに向けて準備中であり本年中の出荷が予定されているようです。

プレスリリース にはアップデートの概要が紹介されており、この Altium Designer 15 では、高速回路への対応の強化と新たに 2 種類の CAM 出力フォーマットへの対応が行われているとの事です。まだリリース前でもあり、詳細な説明はありませんが、今回のアップデートの要点が以下のように説明されています。

高速回路に対する機能の強化
100Gbit/sec の伝送線路の設計のために以下の機能が追加されと説明されています。

● Enable accurate length and phase tuning across termination components
終端の部品に対する正確な配線長と位相の調整機能
● Enable length, phase and delay tuning traversing an entire signal path.
基板上の信号パス(配線経路)全域に対する配線長、位相および遅延の調整機能

新しいCAM 出力フォーマットへの対応
長期にわたって使われてきた標準 Gerber RS-274D と拡張 Gerber RS-274X での課題を解決するため、新たに Gerber X2 と IPC-2581 の 2 つのフォーマットでの出力機能を追加し、これらの新しいフォーマットにより従来の RS-284X に対して以下の拡張が行われている事が説明されています。

● Copper layer images.
基板を構成する複数のレーヤーイメージを単一ファイルに格納
● Plated and unplated holes, slots, routes, grooves and microvias.
メッキ穴、バカ穴、スロット(ミシン目)、ルータ、Vカット、マイクロビアの定義
● PCB design outline and cutout regions.
PCB 外形カットアウトエリアの定義
● Complex layer stack regions.
精密なレーヤースタック構造の定義
● Rigid and flexible board areas.
リジッド・フレキシブルボードエリアの定義
● Material specifications.
プリント板の基材仕様の定義
● Fabrication notes, tolerances, and other critical standards-compliance information.
加工に関すする注釈、許容誤差、その他の満足すべきクリチカルな仕様および標準規格の記述

 まだ詳細な説明なく全貌意をつかむことはできませんが、これだけを見ても、開発現場のニーズを先取りした新世代の製品であることがうかがえます。

なお Gerver X2 については、これを策定した Ucamco のサイト に説明があり、Altium Desugner で採用されることが紹介されています。この Gerber X2 については CAD メーカだけでなく CAM ツールやPCBメーカでの採用が進み、早期に普及することが期待されます。

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Altium Designer の CAM エディタによるネガポジ変換

* 旧サイトからの転載・加筆

Altium Designer をはじめ多くの PCB エディタでは多層基板の内層をポジで設計することも、ネガで設計することもできます。 このため内層をポジで設計された基板データとポジで設計された基板データが混在していますが、1枚の基板に面付けを行う場合にはどちらか一方に統一する必要があります。

特に量産時には、出所の違うガーバーデータ組み合わせるこたも多くネガからポジ(またはその逆)によって統一することが必要になり、このような作業を Altium Designer CAM エディタによって行うことができます。

この作業にはコンポジットレーヤーとを用います。このコンポジットレーヤーこれは複数の層を一つに合成したレーヤ(層)のことです。これを使って 2 つの層の反転合成を行うと、その結果としてネからポジへの変換が行われます。すなわち、 [ ポジのベタエリア] マイナス [ 内層ネガデータ] = [ 内層ポジデータ ] というように変換されます。

以下がこのCAM エディタによる、ネガポジ変換の手順です。お客様からの問合せがあったので実際に試してみました。サンプルデータには、デモファイル 4 Port Serial Interface.PcbDoc に Internal Plane を加えたものを使用しました。

1. PCB データの編集とガーバ出力

サンプルデータは 4 Port Serial Interface.PcbDoc に Internal Plane を加えたものです。通常の場合は何も手を加えずにガーバ出力しますが、反転合成を行う場合には [ ポジのベタエリア] が必要になりますので、使っていない Mechanical Layer2 にこのベタエリアを配置しました。

nppcb2

ここから、このMechanical Layer2’(ポジのベタエリア)とInternal Plane(内層ネガデータ)をガーバ出力。

PCB エディタからガーバ出力され、CAM エディタに読み込まれた「内層ネガデータ」
 np1b
 PCB エディタからガーバ出力され、CAM エディタに読み込まれた「ポジのベタエリア」

np2b

2. コンポジットレーヤの作成

編集 >> コンポジットレーヤ >> コンポジットの自動作成コマンドを起動して、コンポジットレーヤを作成する。

コンポジットの自動作成コマンド

composite2

 このコマンドの起動後、マウスのカーソルが ” □ ” に変るので、ドラッグによって対象エリアを囲む。そのあとマウスを右クリックすると以下の、コンポジットの自動作成、という名称の設定画面が現れる。

   np_comp

この設定を変更せずにOK ボタンを押すと、コンポジットレーヤが作成される。 このコンポジットレーヤでは、 「 ポジのベタエリア」から「 内層ネガデータ」の引き算が行われ、その結果としてネガからポジへの変換が実現される。

np3b

なお今回は、外形線以外はフラッシュデ-タだけの内層を変換しましたが、ドロウデータの変換が正しく行われないというユーザーからの報告もありますので、利用に際してはこの点について事前にご確認ください。

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Altium 旧製品の利用

Altium では旧製品で作ったファイルの読みなど、新しいバージョンへの移行をサポートするだけでなく、旧バージョンの利用を継続するためのドキュメントやアッデートパッチの提供を続けています。また最新バージョンを購入した場合でも旧製品の併用ができるように、過去の製品のライセンスが合わせて提供されています。そこで今回は Altium 旧製品の利用環境などについて、製品ごとにまともてみました。 

製品名・バージョン インストール 認証 アドオン・アップデート 対応最新OS
Advacced Schematic/PCB 1 FD 不要 X 3.1
Advacced Schematic/PCB 2 FD 不要 X 3.1
Advacced Schematic/PCB 3 CD 不要 TechDocs 95
Protel 98 CD 不要 TechDocs 98
Protel 99 SE CD 不要 TechDocs XP
Protel DXP CD 不要 TechDocs XP
Protel 2004 CD TechDocs XP
Altium Designer 6 DVD/FTP 必要 TechDocs Vista
Summer 08 DVD/FTP 必要 TechDocs Vista
Winter 09 DVD/FTP 必要 TechDocs Vista
Summer 09 DVD/FTP 必要 TechDocs Vista
Altium Designer 10/12/2013 DVD/WEB 必要 AltiumLive 7
Altium Designer 14 USB/WEB 必要 AltiumLive 8


・Advanced Schematic/PCB V1.0~ Protel 98

これらの製品は販売終了から15年以上経過しており、ほぼ後継製品への移行が完了している状態です。このため、利用を継続するために Altium から提供されている資料や情報は限られていますが、Advanced Schematic/PCB V3 と Prtel 98 については Altium TechDocs Legacy Downloads からアップデートパッチやアドオンの提供が継続されています。  なおこれらの製品は Windows 98 以前の OS しかサポートされておらず、最近の新しい世代の OS との互換性は不明です。なおこの製品はオンラインでの認証は必要無く、インストール FD/CD とアクセスコードが手元にあれば再インストールしてすぐに利用できます。

・Protel 99 SE
この製品は発売後 15年を経過していますが、後継製品がリリースされた後も 2005 年まで販売が継続されたベストセラーです。このため現在でも Altium TechDocs Legacy Downloadsから主要な資料が入手できます。Service Pack 6 もここから入手ででき、これにより最終バージョンにアップデートできます。この製品は Windows XP までしかサポートされておらす、Windows Vista 以降の OS ではライブラリが組み込めないという不具合が発生します。この不具合は 簡単なプログラムの修正で解消されることがユーザーから報告 されており、当方でもこれを 試したところWindows 8.1 環境でも正しく動作するようななりました。ただしこれは Altium 公認の用法ではありませんので、Protel 99 SE はできる限り ネイティブな Windows XP または仮想 Windows XP 環境でご利用いただくようにお願いいします。なおこの製品はオンラインでの認証は必要無く、インストール CD とアクセスコードが手元にあれば再インストールしてすぐにお使いいただけます。

・Protel DXP
 Altium TechDocs Legacy Downloads からサービスパックとアドオンが提供されています。オンラインでの認証は必要無く、インストール CD とアクセスコードがあれば再インストールしてすぐに利用可能です。OSの正式サポートは Windows XP まで。 OSの正式サポートは Windows XP まで。

・Protel 2004
Altium Legacy Documentation  からサービスパックとアドオンが提供されています。この製品からオンラインでの認証が必要になりましたが、認証サーバーが廃止されたため認証がでません。このため再インストールが必要な場合には代替手段が提供されますので info@anvil.co.jp までお問合せください。なお OSの正式サポートは Windows XP まで。

Altim Designer 6/Summer 08/Winter 09/Summer 09
これらの製品は Windows Vista までサポートされています。またアップデートパッチやドキュメントが Altium Legacy Documentation から提供されています。(上記製品名から各製品ページにリンク)これらの製品のライセンスは AltiumLive で管理されており AltiumLive Dashboard での認証が可能です。また Summer 09 のオンデマンドの認証を行う際には、認証サーバーの接続先を Potal1 から Potal2 に変更することが必要です。なおインストールプログラムは公開されたページからダウンロードする事ができません。このためインストールには DVD が必要になりますが、もし DVD をお持ちで無い場合には info@anvil.co.jp までお問合せください。

・Altim Designer 10/12/2013
これらの製品は Windows 7 までサポートされています。 またこれらの旧製品は現行の Altium Designer と同じスキームでサポートされており、プログラムのダウンロードと認証の双方が Altium メインサイトと AltiumLive サイトで可能です。

以上、旧製品の利用環境についてまとめてみました。Protel 99 SE 以降であれば何とか最近の環境でも使えないことはなさそうです。しかしこれらの製品は Windows 8 には正式に対応しておらず、またほとんどの製品がサブスクリプションの対象から外れています。よってこれらの製品の継続的な利用お奨めするものではなく、デザインデータの完全な互換性が求められる場合等にのみに限定してお使いになる事をお奨めします。

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AltiumLive アカウントの取得と利用

AltiumLive は Altium Designer 運用に不可欠なのものです。そしてこれは評価版ライセンスのインストールと認証にも必要になりですので、導入検討の段階においても必須のアイテムです。そこで先日 ” AltiumLive と Altium Designer “でこの AltiumLive の要点を説明したわけですが、今回は AltiumLive の入手から利用開始に至るまでの手順を流れに沿って説明したいと思います。

  1. AltiumLive の発行
    AltiumLive はプログラムのインストールと認証に必要ですので、製品版ライセンスの購入および評価版・ビューワーライセンスの請求時に、自動的にに発行されます。さらに AltiumLive は旧バージョンの再インストール、新規ユーザーによる Altium Designer の利用開始の際にも必要になりますので、これらの場合には 請求フォーム からご請求ください。

  2. AltiumLive の開設と初期設定
    ライセンスの購入・評価版等の請求、および AltiumLive の別途請求により AltiumLive アカウントが開設されますが、この AltiumLive アカウントを利用するためには初期設定が必要です。この設定は各ユーザーアカウントに設けられた専用のページで行うようになっており、そのアドレスが e-mail で案内されます。

    AltiumLive 設定案内メール。件名:Invitation to AltiumLive
    (件名と本文の内容はこれと異る場合があります)

    liveinv500

    このメールに示されたリンク先にアクセスすると、設定の 1ページ目が表示されます。 ここでまずパスワードを設定します。ID(User Name)はご登録いただいたメールアドレスに固定されています。

    liveset500

    パスワードの設定が終ると次に進みます。全部で 4ページあり、プライマリアカウントの選択(2/4)、アバターの選択(3/4)と続き、Sucsess(4/4)で完了します。 この設定により、AltiumLive アカウントが利用可能な状態(Active)になります。

  3. プログラムのインストールと認証
    Altium Designer のプログラムは ダウンロードぺージ からインストーラをダウンロードし、それを起動することによりインストールします。この際に AltiumLive のID(メールアドレス)とパスワードの入力が求められます。そしてその完了後 Altium Desigmer を起動してAltiumLive にサインインすることにより、My Account のページからライセンスの認証ができます。そしてこの認証が完了すると Altium Designer が利用可能になります。

  4. AltiumLive のその他の用途
    AltiumLive アカウントを利用することにより AltiumLive サイト かのら情報やアドオンの入手、 AltiumLive Dashboard によるライセンスの認証 と管理などが可能になります。

以上が AltiumLive の要点ですが、複数の利用者でライセンスを共用する場合には各利用者ごとに AltiumLive アカウントを取得 されることをお奨めします。またプログラムのインストールと認証の手順は Altium Designer 導入ガイド で詳しく説明されていますので、あわせてご利用ください。

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Altium Designerイントロダクション・セミナー

アンビル コンサルティングでは Web サイトや E-mail を利用して皆様方に Altium Designer の機能等をご紹介しすることにより導入のお手伝いをしています。この方法は 1対多(One to Meny)の情報伝達、すなわち 1回のメール配信や Web への掲載で多数の方々に情報をお伝えできるので非常に効率的です。また、必要な時にいつでも情報にアクセスできるので大変便利です。

しかし分かりやすさの面では、Altium Designer の画面を前にして担当者から説明を受けるる「デモンストレーション」には到底かないません。このため、デモンストレーションをご依頼をいただくことも稀ではなく、全国各地で出張デモを実施中です。さらにこれに加え、アンビル コンサルティングでは、大阪市内のサポートサテラライトで Al tium Designer イントロダクションセミナー を定期開催しています。

このイントロダクション・セミナーでは、実機を使って Altium Designer の機能を紹介します。要するにこのセミナーの実態はアンビルコンサルティングでの製品デモですが、華やかな機能を前面に据えたプレゼンではなく、回路・プリント基板の基本的な設計プロセスを Altium Designer の機能がどのようにサポートしているかかについて、具体的に説明します。

このセミナーでは技術サポートの担当が実際の利用を想定して、利用価値の高い機能を中心に丁寧に説明しますので、Altium Designer をご購入いただいた後の運用にも役立つはずです。また場所が狭いため少人数で実施しています。このため実質的にはマンツーマンのデモに近く質問も自由にできます。Altium Designer の機能の事前調査、評価版による評価の補間や最終確認、Altium Designer 購入後の運用準備などにご利用ください。

なおこのセミナーへの無料ですが、お1人様1回限りとさせて頂きます。

また参加には予約が必要ですので、リクエストフォーム から」お申込みいただくか、以下の情報を添えて support@anvil.co.jp あてにメールでお申込みください。

• 件名: Altium Designer イントロダクション・セミナー 参加申込み
• 会社名
• 部署名
• お名前
• 電話番号
• メールアドレス
• 参加日
•参加人数

このセミナーについては Altium Designer ユーザー情報サイト で詳しく紹介されていますので、こちらで最新の日程と空席状況を確認の上お申込みください。

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