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Altium Designer の新価格|2014/07/01 改定

2014年7月1日に改定された Altium Designer の新価格をご案内します。金額が朱色で示されている部分が、今回の改定で変わったところです。

Altium Designer および関連商品の価格  (単位は円)

旧価格 新価格 税込価格
Altium Designer SE(PCB無) スタンドアロン 291,000 291,000 314,280
Altium Designer SE(PCB無) オンデマンド 324,000 324,000 349,920
Altium Designer SE(PCB無) プライベートサーバー 313,000 313,000 338,040
Altium Designer (PCB付) スタンドアロン 695,000 884,000 954,720 
Altium Designer (PCB付) オンデマンド 774,000 991,000 1,070,280 
Altium Designer (PCB付) プライベートサーバー 748,000 955,000 1,031,400 
ライセンスタイプ切替え手数料 30,000 30,000 32,400
Altium Designer SE(PCB無)サブスクリプション期間内更新 71,000 71,000 76,680
Altium Designer SE サブスクリプション 再契約-空白 0-6ヵ月 81,500 81,500 88,020
Altium Designer SE サブスクリプション 再契約-空白 7-12ヵ月 99,500 99,500 107,460
Altium Designer SE サブスクリプション 再契約-空白13-18ヵ月 128,600 128,600 138,888
Altium Designer SE サブスクリプション 再契約-空白19-24ヵ月 152,800 152,800 165,024
Altium Designer (PCB付)サブスクリプション期間内更新 170,000 170,000 183,600
Altium Designer サブスクリプション 再契約-空白 0-6ヵ月 194,000 194,000 209,520
Altium Designer サブスクリプション 再契約-空白 7-12ヵ月 242,500 242,500 261,900
Altium Designer サブスクリプション 再契約-空白13-18ヵ月 291,000 291,000 314,280
Altium Designer サブスクリプション 再契約-空白19-24ヵ月 339,500 346,400 374,112
Altium Designer SE アップグレード – From AD 10 –  243,000 262.440
Altium Designer SE アップグレード – From AD 12 –  203,000 219,240
Altium Designer SE アップグレード – From AD 13 –  157,000 169,560
Altium Designer (PCB付)アップグレード – From AD 10 –  740,000 799,200
Altium Designer (PCB付)アップグレード – From AD 12 –  595,000 642,600
Altium Designer (PCB付)アップグレード – From AD 13 –  475,000 513,000
クロスアップグレード、2013-03-15 以降のご購入分より 412,300 601,300 649,404
クロスアップグレード、2013-03-15 以前のご購入分より 569,900 758,900 819,612
Altium Designer SE(PCB無) 12ヶ月限定 131,000 131,000 141,480
Altium Designer (PCB付) 12ヶ月限定 371,800 371,800 401,544
Altium Designer (PCB付) 24ヶ月限定 573,600 573,600 619,488
Altium Designer (PCB付) – アカデミック 1本目 347,500 347,500 375,300
Altium Designer (PCB付)- アカデミック 2本目 93,000 93,000 100,440
Altium Designer (PCB付)- アカデミック 1本目 170,000 170,000 183,600
Altium Designer (PCB付)- アカデミック 2本目 43,500 43,500 46,980
Altium Designer (PCB付) 12ヶ月限定 – アカデミック 54,000 54,000 58,320
Altium オフィシャル トレーニングセミナー受講 1 回 25,000 25,000 27,000
Altium オフィシャル トレーニングセミナー受講 2 回 45,000 47,250 48,600
Altium オフィシャル トレーニングセミナー受講 3 回 65,000 65,000 70,200

値上げは、Altium Designer(PCB付・拡張)の新規ライセンスに対して実施されています。

また今回から、保守再契(サブスクリプション)の再契約が可能な未保守期間が、最大 24ヶ月に制限されています。これ以上の期間が空いた場合にはアップグレードの対象になります。そしてその結果 Altium Designer  10 は保守の再契約ができなくなり、アップグレードをご購入いただくことが必要になりました。そしてさらに今回の改定では Summer 09 以前の旧バージョンがアップグレード対象から外されています。

以上、価格についてのお問合せと見積依頼は、Altium Designer お問合せフォーム 及び info@anvil.co.jp  にて承っておりますので、お気軽にご連絡ください。

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Altium Designer の無料 ビューワ

Altium Designer には製品版 と同じプログラムを利用したビューワが無償で提供されています。製品版と同じバージヨンを利用できるできるので互換性は完璧。製品版で保存したデザインファイルを 100% 完全に再現することができる理想的なビューワーです。

以前より Altium Designer では、製品の種類にかかわらず、インストールされるプログラムは全て同じであり、ライセンスの認証によって機能が区別されています。すなわち Altium Designer の PCB 機能付きのものも PCB 機能無しのものもプログラム自体は同じですが、Altium から発行されえうライセンスを認証すると、それぞれのの仕様にあわせて機能が有効化され、異なる製品に分離します。そしてこのしくみを無償提供品にも範囲を拡大したのが、Altium Designer の評価版とこのビューワーです。

ライセンスの種類機能 Design Entry A/D SIM FPGA PCB Layout
Altium Designer
Altium Designer SE X
Altium Designer Trial 30days Only 30days Only 30days Only 30days Only
Altium Designer Viewer View Only View Only View Only View Only

 
本質的に製品版と 100% の互換を持つこのビューワには、いろいろな有効な活用方法がありそうです。たとえば、以下のような場合に役立ちます。

・ Altium を使って外部で設計されたデータを確認したい 。
・ Altium 評価版で作成したファイルを、評価期間終了後に確認したい。
・ データの確認にはできるだけビューワーを利用し、製品ライセンスを有効活用したい。
・ いつも持ち歩く ノート PC にインストールしておき、出張時の打ち合わせに利用したい。

また、このビューワーライセンス以外に、Summer 09 をベースにした専用プログラムとして開発された ビューワーも提供されており、旧バージョンとの互換性を確認したい場合などにご利用いただけます。

以上、取引先との連携の強化と製品版ライセンスのより有効な活用のために、ぜひともこの Altium Designer のビューワーライセンスをご利用ください。

Altium Designer のビューワでは製品版プログラムをインストールして利用します
dl_altiumviewer500

なお Altium Designer ビューワーライセンスは無償で提供されています。入手を希望される場合には Altium Designer リクエストフォーム からご請求ください。

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Altium Designer FAQ. ライセンスタイプと認証編

* 更新:2015/10/18

Altium Designer では、スタンドアロン、オンデマンド、プライベートサーバーの 3種類のライセンスタイプが用意されています。これらはライセンス購入後ユーザ自身で変更することができませんので、購入時に的確に選ぶことが必要になります。

これらのライセンスタイプの特徴は Altium Designer の 3つのライセンスタイプ で解説していますが、 ここで改めて良くいただく問合せの中から特に多いもの 10件を選んでご紹介します。

Q1. Altium Designer を 1台の PC にインストールして 1人 で利用したいのですがどれが最適ですか?
A. スタンドアロン が最適です。

スタンドアロンは複数のユーザーによる共用には不向きですが、ライセンスファイルが PC にローカルに保存されますので、インターネットに接続できない環境での利用も容易であり、最も手軽なライセンスタイプであるといえます。

Q2. 予算が限られているのですが、どれが一番安価ですか?
A. スタンドアロン が一番安価です。

スタンドアロンは複数のユーザーで共用する場合には不便ですが、1人で利用する場合には特に不便は無いはずです。

Q3. スタンドアロンライセンスを会社と自宅の両方で利用できますか?
A. 同時でなければ両方で利用できます。

基本的にはスタンドアロンライセンスは 1台の PC にしかインストールが許可されていませんが、例外としてもう 1台、自宅の PC に追加インストールすることが許可 されています。ただしこの場合には両方を同時に使用することは許されていません。

Q4. Altium Designer を出張先で利用したいのですがどれが最適ですか?
A. オンデマンド が最適です

オンデマンドの場合には、常時 Altium Designer を使用している PC を社内に置いたままでも、出張時に持ち出すノート PC で Altium Designer を利用することができます。ただしこの場合、出張先でインターネットへの接続が必要になりますが、出先でインターネットに接続ができない場合でも、出張前にローミングモードに切り替えておくことにより利用が可能になります。

Q5. Altium Designer を他の部署または出社外のユーザーが利用することはできますか?
A. 利用できます。

オンデマンドの場合におは、社外や所在地の異なる他部署のユーザーもインターネットを介してライセンスにアクセスすることが可能です。またプライベートサーバーの場合でも VPN 等によって社内の LAN と同等の WAN 環境があれば利用可能です。ただしプライベートサーバーのライセンスサーバーを社外または所在地の異なる別部門に設置することは許可されていません。

Q6. Altium Designer をインターネットに繋がずに利用したいのですがどれが最適ですか?
A. スタンドアロンプライベートサーバー のどちらかをお選びください。

1人で使用する場合にはスタンドアロン、複数の利用者で共用する場合にはプライベートサーバーが最適です。オンデマンドでもローミングモードに切り替ればインターネットに繋がずに利用できますが、このような用途の場合、割高なオンデマンドを選ぶメリットはありません。

Q7. PC の更新の際 Altium Designer を再セットアップはどのようにすればよいのでしょうか?
A. 新規にインストールする手順と全く同じです。

各ライセンスタイプともに、更新のためのライセンスの申請や特別なセットアップ手順の実行は不要です。新規にセットアップする場合と同じ手順で新しい PC にプログラムをインストールし、認証を行うことにより、新しい PC で Altium Designer を利用することができます。

Q8. 評価版を試した後に Altium Designer を購入したのですが、再インストールは必要ですか?
A. 同じバージョンを利用するのであれは再インストールは不要です。

各ライセンスタイプともに、Altium Designer を再インストールせず、購入したライセンスの認証を行うだけで利用できます。ただし評価版のインストール後にプログラムがアップデートされている場合には、アップデートの実行または再インストールをお奨めします。

Q9. ライセンスタイプの違いを評価版で試すことはできますか?
A. 評価版申請時にライセンスタイプをご指定ください。

評価版申請時に指定しない場合、ライセンスはオンデマンドで発行されます。導入を予定されているライセンスタイプと一致しない場合いは、予定されているタイプでの発行も可能ですので事前にご指定ください。また、ライセンスタイプを切り替えてその違いを試すことはできませんが、評価中に別のライセンスで試す必要が生じた場合にはご相談ください。

Q10.  購入後ライセンスタイプの変更は可能ですか?
A. ライセンス価格の差額と手数料相当額のご負担のより可能です。

購入後に利用者自身の切替操作でライセンスタイプを変更することはできず、Altium 社への依頼が必要になります。この場合、ライセンス価格の差額と手数料相当額の負担が必要になります。

以上 Altium Designer のライセンスタイプや価格などについては info@anvil.co.jp、機能や使い方に関するお問合せは support@anvil.co.jp までお気軽にお問合せください。

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Altium Designer 評価版ユーザー様向け日本語資料

アンビルコンサルティングでは Altium Designer の導入検討と運用に役立つ日本語ガイドブックを独自に作成し、Altium Designerユーザー情報サイトを通じて無償で提供しています。

これらのガイドブックにはアンビルコンサルティングの保守ユーザー様でなくてもご利用いただけるものもあり、この中で最も多くご利用いただいているのが Altium Desiger のインストールとライセンス認証の手順を解説した、Altium Designer 14 導入ガイドです。インストールとライセンス認証は、製品版・評価版を問わず必ず必要になります。そしてその手順はクラウド技術を利用した独自性の強いものであり、スムーズなセットアップには説明資料が欠かせません。

 このガイドブックでは、インストールとライセンスの認証の一連の手順が挿絵を使ってわかりやすく説明されており、初めての場合でもこれを利用することにより戸惑うことなく、セッアップを終えることができます。

 Altium Designer 14 導入ガイド

ad14guide
1. ライセンス オプション ….. 2
2. ライセンス タイプ ….. 2
3. AltiumLive Account ….. 3
4. インストール プログラムの入手 ….. 3
5. インストール ….. 4
6. ライセンス取得(アクティベーション) ….. 7
7. 追加機能のインストール ….. 13
8. アップデートモジュールのインストール ….. 16
9. 日本語環境への切り替え ….. 17
10.ライブラリ&サンプルファイル ….. 18
11. Altium Designerのアンインストール ….. 19
12. Altium Designer Viewer dition ….. 20

さらに評価版ユーザー様にもご利用いただけるガイドブックとして Summer 09 版 Altium Designer 日本語ガイドブック回路シミュレーション解析の設定と実行 があります。いずれも、Altium Designer のセットアップ完了後の試用段階で役立ちます。特に Altium Designer の日本語ガイドブック はハンズオントレーニング用のテキストとして、以前に利用されていたものであり、Summer 09 版のまま更新されtいませんが 評価版の試用段階では特に不便なくお使いいただけると思います。

 これらのガイドブックのご利用に際しては Altium Designer 14 導入ガイド 以外、Altium Designerユーザー情報サイトの利用者登録 が必要です。以上、評価版の試用に際しては是非ともこれらのガイドブックをご利用ください。

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Altium Designer 保守ユーザー様向け日本語資料

  アンビルコンサルティングでは Altium Designer の導入検討と運用に役立つ日本語ガイドブックを独自に作成し、Altium Designerユーザー情報サイトを通じて無償で提供しています。 これらのガイドブックには、だれでも自由にダウンロードしてご利用いただけるのと、アンビルコンサルティングの保守ユーザー様だけに限定されたものがあります。

主に、導入検討とセットアップの段階でお使いいただくものについては、利用者に制限は加えられていませんが、セットアップ完了後の使い方を解説したガイドブックについては、アンビル コンサルティングのサブスクリプションユーザー様だけに限定してご利用いただいております。そこで今回は、弊社サブスクリプションユーザー様限定のガイドブックをご紹介します。

これらの限定配布されているガイドブックのうち、最も利用価値が高くユーザーの皆様にご利用いただきたいのは、Altium Designer トレーニングガイドです。

このガイドブックは、ハンズオントレーニングのテキストとして作成されたものであり、いわゆる独習のためのチュートリアルガイドではありません。このため例題に沿って回路図作成からPCB 設計、CAM 出力に至るまでの手順とコマンド操作を、事細かに説明しているわけではありません。 しかし一連の作業に必要な機能が流れに沿って説明されおり、文中のコメントや挿絵によって、コマンド操作についても容易に理解できる内容になっています。

 Altium Designer トレーニングガイド、Altium Designer 14 対応版
概要と回路図、及び PCB の 2つに分かれています。

sch1sch2
 
pcb1pcb2 
1.     はじめに …….. 1
2.1   DXPプラットフォーム … 1
2.2  Altium Designerプロジェクト ……. 2
2.3  ワークスペースの操作方法 ……. 3
2.4  ドキュメントエディタでの作業 ……. 6
2.5  ライブラリについて …….. 9
2.6  プロジェクトの作成 ……. 12
3.     回路図エディタの基礎 ……. 13
3.1   シート設定 ……. 13
3.2   画面表示の操作 …….. 15
3.4  オブジェクトの配置・削除 ……. 17
3.5  接続に関連する電気的オブジェクト ……. 18
3.7  編集機能紹介 ……. 30
3.8  属性編集 ……. 33
3.9  マルチシート(複数シート)設計 ……. 38
3.10 アノテーション(番号割付け) ……. 42
4      回路の検証 ……. 45
4.1   コンパイル ……. 45
4.2  プロジェクト オプションの設定 ……. 45
4.3  コンパイル時のメッセージ ……. 46
4.4  Navigatorパネル …….. 47
4.5  マーカー表示機能 ……. 48
4.6  ネットリスト作成 ……. 49
4.7  レポート ……. 49
5     作画用オブジェクト ……. 51
5.1   文字入力 ……. 52
5.2  作画オブジェクト ……. 52
6.    テンプレート ……. 53
6.1  スペシャル ストリング …….. 53
6.2 テンプレート作成 ……. 54
7.    ライブラリエディタ …….. 56
7.1   ライブラリエディタの起動 ……. 56
7.2  ライブラリファイルの構造 ……. 57
7.3  ライブラリ エディタパネル ……. 58
7.4   回路図部品の作成 ……. 58
8.     印刷 ……. 62
8.1  プリンタ出力 ……. 62
8.2  スマートPDF ……. 63
 
9.    PCBエディタの基礎 ……. 1
9.1  PCBのワークスペース ……. 1
9.2  PCBドキュメントのナビゲート ……. 2
9.3  ボードインサイト ……. 8
9.5   デザイン オブジェクト ……. 15
9.6  グループオブジェクト ……. 25
9.7   編集操作 ……. 27
9.8  レイヤ構成 ……. 28
10.  ライブラリエディタ ……. 32
10.1 新規ライブラリの作成 …… 32
10.2 部品の作成 ……. 32
11.    PCB設計の準備 ……. 35
11.1  PCBファイル作成 ……. 35
11.2  基板外形の設定 ……. 36
12     設計作業 ……. 42
12.1  デザイン情報の転送 ……. 42
12.2  部品配置 ……. 43
12.3  デザインルール ……. 44
12.4  配線 ……. 53
12.5  ポリゴン ……. 57
13.    インターナルプレーン ……. 61
13.1  プレーン層の追加 ……. 61
13.2  プレーン層へのネット割付け……. 61
13.3  プレーンに関するデザインルール ……. 62
14.     DRC ……. 63
15.     出力 ……. 64
15.1   図面出力 ……. 64
15.2  データ出力 ……. 66
 
 なおこのガイドブックは こちら からダウンロードできます。また、このガドブックの旧バージョン(Summer 09 版)が弊社サブスクリプションユーザー様以外にも提供されています。

さらに、Altium Designer の特徴的な機能を解説した以下のガイドブックが用意されています。

日本語ドキュメント|xSignalを利用した高速デザイン (追記:2015/04/28)
日本語ドキュメント|IBISモデル実装エディタ
日本語 PDF ドキュメント|シミュレーション モデルを回路図コンポーネントにリンク
日本語 PDF ドキュメント|回路図パラメータ
日本語 PDF ドキュメント|パワープレーンとスプリットプレーン 
補足資料 – 回路図タイトルブロック
補足資料 – フットプリントマネージャー 
統合されたAldec OEMシミュレータ
解説書 – 統一カーソル・スナップシステム
解説書 – Altium Designer による PCB 共同設計

アンビル コンサルティングではこれらの日本語ドキュメントを用意し、ユーザーの皆様をサポートしています。なおこれらのご利用に際しては Altium Designerユーザー情報サイトの利用者登録 が必要です。サブスクリプション期間中のユーザーの皆様は是非ともこれらの日本語ドキュメントを Altium Designer の運用にお役立てください。

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OrCAD の国内販売チャンネル

OrCAD 代理店のサイバネットシステム株式会社から CADENCE製品(OrCAD)の販売終了 と  メンテー・グラフィック社との代理店契約の締結 がアナウンスされています。

これは数ある CAD 販社のうちの一社から出された、単なる取り扱い商品の変更の告知に過ぎませんが、よくある出来事として見過ごしてしまえるほどの他人事ではありません。

PC CAD 市場ででは OrCAD もサイバネットシステム社もその存在は大きく、なによりもPC CAD 黎明期からの不動のメインプレーヤとして活躍してきた長い歴史と実績があります。尤も 歴史が長いといってもたかだか 30年程度であり、その始まりは昭和の末期です。このため OrCAD、サイバネットシステム社にまつわる多くの出来事がまだ記憶に残っており、このアナウンスをきっかけに、かつての古き良き時代を思い起こしているところです。

OrCAD の記憶|機能と価格とその戦略
PSpice の記憶

このように過去を振り返ると感慨深いものがありますが、競争相手としてはこれが今後に及ぼす影響についても無関心ではいられません。これについては、少なくとも今のところは Altium の競争力が低下するような方向には向かっていないように見えますが、とりあえずは静観するしかありません。 

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ハンズオン・トレーニング、2014年 7月以降の日程

アンビル コンサルティングでは大阪市内のサポートサテライトで Altium Designer ハンズオン・トレーニング を定期開催しております。

このハンズオン・トレーニングの 2014年7月以降の日程 をご案内いたします。  

< 7月開催分 >
• 7月 2日(水) 概要&回路図
• 7月 3日(木) PCB 
• 7月16日(水) 概要&回路図
• 7月17日(木) PCB

< 8月開催分 > (更新:6月17日)
• 8月 6日(水) 概要&回路図
• 8月 7日(木) PCB 
• 8月27日(水) 概要&回路図
• 8月28日(木) PCB)

< 9月開催分 >(更新:6月17日)
• 9月10日(水) 概要&回路図
• 9月11日(木) PCB 
• 9月24日(水) 概要&回路図
• 9月25日(木) PCB

関西地域では唯一のトレーニングコースコースです。受講料金は 1日あたり 25,000円(弊社保守ユーザー様の場合は 20,000円)となります。 なお、日程が変更される場合がありますのでお申込みに際しては Altium Designer ユーザー情報サイト で最新日程をご確認ください。

また、東京では 株式会社エー・ディ・ティがトレーニングコースを定期開催 しています。関東近郊のお客様はこちらの利用もご検討ください。

トレーニングコースに関するお問合せ・お申込みは リクエストフォーム またはsupport@anvil.co.jp まで。

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Altium Designer 14.3 がリリース

Altium Designer 14.3 がリリースされ、すでに利用可能になっています。

今回のリリースは、マオナーアップデートでありながら多くの新機能が提供されていますので、新規購入検討中の方々だけでなく既存ユーザの皆様方も、ぜひともこの新バージョンの内容をご確認ください。

なおこの新バージョン はインストール済みの旧プログラムからのアップデートはできず、ご利用いただく為には Altium のサイト からインストーラをダウンロードして新規にインストールするころが必要になります。
     
ad143

新機能については、まず Altium のサイトに用意されている動画をご覧ください。そしてより詳しく知りたい場合には、評価版をご請求ください。

評価版は Altium のホームページから請求することもできますが、アンビルコンサルティングでは 評価版サポート専用サイト を通じて、評価中の皆様方のお手伝いをさせていただいておりますので、ぜひともこちらのフォーム からご請求ください。

では、皆様方からの評価版のご請求とお問合せをお待ちしております。

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Alrium 開発拠点の移転

Altium Designer の開発拠点が、中国の上海からアメリカのサンディエゴに移転します。プレスリリース によると、成長戦略の一環として、市場ニーズへの対応と開発リソースの確保のためにこの移転が行われるとの事です。

会社の主要な部門の移転と聞くと、まず従業員の転勤や離職が思い浮かびます。しかし一般的に、ソフトウェア開発では、全員が一箇所に集って仕事をしているわけではありません。このため、形のあるものを生産する工場が移転する場合のように大きな異動が伴うものでは無く、今回の移転はアメリカで開に従事しているスタッフに、開発の主導権を移すというような意味合いに近いのものなのかもしれません。

いずれにセよこの移転による開発力の強化により、先進のニーズを反映した新機能がよりタオムリーに提供可能になり、今まで以上に Altiumm Designer の進化が早まることが期待されます。

ということで、現状を見てみるとマイナーアップデートでありながら新機能満載の Alrium Designer 14.3 も順調に準備が進んでいるようです。

また、このような Coming Soon のアナウンスが行われており、昨年 Altium 社が投資家向けに公表した低価格の PCB CAD の開発計画(Altium の業績と開発計画) についても進捗しているのかもしれません。この CircuitStudio の商品名は以前販売されていた FPGA 機能の無い PCB専用の低価格デザインエントリ・ツールに使われていたものですので、この開発計画と附合します。しかしこのページでは旧製品の商品名がそのまま使われていますので、これはこの開発計画とは直接関係の無い旧ページなのかも知れません。

いずれにせよ、低価格の PCB CAD ツールの準備がどれくらい進んでいるか? また今回の移転がこれにどのように影響するのか?など、大変興味深いところではあります。

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FPGA/CPLD 入門記事全集|リバースエンジニアリング解説

CQ 出版社から FPGA/CPLD 入門記事全集 が出版されました。

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これはトランジスタ技術、Interface、Design Wave 誌の過去の記事を集めたもので、Altium Designer のリバースエンジニンリング機能の解説記事が掲載されています。内容は この記事 の全文です。

またこの記事の構成は、リバースエンジニンリングの手順書に近いものであり、ガーバーデータと PDF回路図から Altium Designer の完全な回路図と PCB で尾他を復元する手順がステップ・バイ・ステップで解説されています。 尚この記事の執筆には Protel 2004 を使いましたが、手順は現在の Altium Designer でも変わりません。

またこのリバースエンジニアリングの記事は FPGA 関連記事として取り扱われていますが、これは CQ 出版が取り上げたサンプル基板がたまたま FPGA 基板であったためであり、記事の内容は特に FPGA に特化したものではありませんのでどのような基板のリバースエンジニアリングにも役立ちます。

以上、リバースエンジニアリングの際には、ぜひともこの記事をお役立てください。

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Altium Designer 14.3 のアナウンス

Altium のホームページでは Altium Designer 14 のマイナーアップデートである Ver 14.3 の近日リリースがアナウンスされています。今までのマイナーアップデートは、不具合の修正に重点が置かれていましたが、今回はむしろ新機能の提供に重点が移されているようです。そしてそのためかマイナーアップデートとしては異例とも云える、リリース前のアナウンスが行われています。 Altium Designer 14.3 Sneak Preview

 AD143

主なアッデートの内容として、以下の 4点があげられています。

  1. 完全な(本物の)バリアントのサポート(True Variant Support)
  2. 半自動配線のためのルーティングエンジンの改良(Improved Interactive Routing Engine)
  3. 折りたたまれた状態のリジッド/フレックス基板の STEP 出力(Generate Folded STEP Models)
  4. ポリゴン編集と管理機能の拡張(Enhanced Polygon Editing & Management)

また、新機能を紹介する動画が用意されており、これを見ると PCB 機能を中心に地味ながら実用的な改良が施されていることが分かります。例えば等長配線機能を紹介する動画では、新機能によって配線の長さを揃えるための冗長パターンが、限られたスペースに容易に収め込まれている様子が紹介されています。

リリース日については特に言及されていませんが、営業的には現在実施中のキャンペーンが終了するまでにはリリースしてほしいところです。なおこの新バージョンその他に関するお問合せ、及び評価版のご請求を フォーム または info@anvil.co.jp で承っておりますのでお気軽にご連絡ください。

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Altium Designer の動作環境

Altium Designer 14 の Windows 8 正式対応にあわせて、システム要件が更新されています。

Altium Designer の推奨システム要件(Altium がお奨めする動作環境)

• Windows 7 又は Windows 8 の 32/64bit。(Windows Vista and Windows XP での動作確認済)
• IntelR Core? i5 または同等以上のプロセッサ
• メインメモリ8 GByte
• ハードディスクに10GB以上の空きスペース(インストール + ユーザ領域)
• 1680 x 1050(ワイドスクリーン)、または1600 x 1200(比4:3)画面解像度 のデュアルモニタ
• NVIDIA® GeForce® 8000 シリーズ、256 MB以上のグラフィックカードまたは、同等以上のカード
• USB2.0ポート(Nanoboard-NB2 又は NanoBoard 3000に接続する場合)
• Adobe® Reader® 8またはそれ以上
• DVDドライブ
• インターネットに接続で出来る環境
• Microsoft Excel(BOMテンプレート利用に必要) 

グラフィック環境についての注意点 8500 GT、256mbでテストされています。また3Dビジュアライゼーションなどの優れたグラフィックエンジンをフル活用するには、グラフィックカードがDirectX 9.0c、Shader model 3をサポートしている必要があります。

Altium Designer の最小システム要件(最低限必要な動作環境)

• Windows XP SP2 Professional(Windows Vista and Windows 7 での動作確認済)
• Intel® Pentium™ 1.8 GHz、または同等以上のプロセッサ
• メモリ2 GByte
• ハードディスクに 3.5 GB以上の空きスペース(インストール + ユーザ領域)
• メインモニタには画像解像度 1280 x 1024画面解像度
(デュアルモニタは強く推奨します。2台目のモニタは最低でも画面解像度1024 x 768)
• NVIDIA® GeForce® 6000/7000シリーズ、128 MB以上のグラフィックカード2または、同等以上のカード
• USB2.0ポート(Nanoboard-NB2又はNanoBoard 3000に接続する場合)
• Adobe® Reader® 8 またはそれ以上
• DVDドライブ
• インターネットに接続できる環境
• Microsoft Excel(BOMテンプレート利用に必要)

グラフィック環境についての注意点

3Dビジュアライゼーションなどの優れたグラフィックエンジンを最大限活用するには、グラフィックカードがDirectX 9.0c、Shader model 3をサポートしている必要があります。

グラフィックカードの重要性

グラフィックカードは、システムパフォーマンス及び安定性に大きく影響する重要なハードウェアですので、上記システム用件を満たすものから慎重に選択してください。また Altium Designer の PCB と回路図エディタは DirectX 9.0c の利用を前提に最適化されています。このため、DirectX 9.0c またはそれ以降の acceleration が無い “workstation” のグラフィックカードはパフォーマンスが劣りますので、このようなワークステーションカードではなく、ゲームカードを使用することを強くお奨めします。

FPGA 設計に必要なインストール

FPGA設計を行う際、3rdパーティツールのインストールが条件となります。それぞれのFPGAベンダーからダウンロードできます。Altium Designerがサポートしているベンダーツール及びデバイスの一覧はコミュニティの項目から見れます。

以上は Altium のホームページからの転載ですが、現実には設計対象の規模の大小によっても変わってきます。もし、インストールを予定している PC の選択に自信が持てないようであれば、一度トライアルプログラム(試用版・評価版)をインストールしてお試しになることをお奨めします。

動作環境その他に関するお問合せ、及び評価版のご請求は フォーム または info@anvil.co.jp まで。

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Altium Designer が Windows 8 に正式対応

Altium Designer が Windows 8 に正式に対応しました。Windows 8 への対応が謳われているのは、v14.2.4 以降となっており、それ以前のものは非対応です。尤も非対応といっても動作しないということではなく、完全な動作を保証しないという事ですので、実際には  v14.2.3 以前の多くの Altium Designer がWindows 8 環境で動いています。

なおこの Windows 8 への対応など Altium Designer の動作環境が System Requirements で説明されていますのでご覧下さい。

I以下は  Summer 08 以降の対応 OS の一覧です。

製品・バージョン名 対応 OS 販売j時期
Altium Designer Summer 08 Windows XP ~ Windows Vista 2008
Altium Designer Winter 09 Windows XP ~ Windows Vista 2009
Altium Designer Summer 09 Windows XP ~ Windows Vista 2009 – 2011
Altium Designer 10 Windows XP ~ Windows 7 2011 – 2012
Altium Designer 12 Windows XP ~ Windows 7 2012 – 2013
Altium Designer 2013 Windows XP ~ Windows 7 2013
Altium Designer 14(v14.2.3 以前) Windows XP ~ Windows 7 2013 – 2014
Altium Designer 14(v14.2.4 以降) Windows XP ~ Windows 8 2014 –

 以上、旧バージョンをお使いの場合には Windows 8 対応済みの最新版への移行をご検討ください。

 

 

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Altium Designer のインストールメディア

Altium Designer 14 ではインストールメディアが DVD から USB メモリに変更されています。

altium_usb2

 

altium_usb

昨年 12月にリリースされた Altium Designer 14.1.5 から、この USB メモリでプログラムが供給されており、これを利用することにより、インターネットに接続されていない状態でのプログラムのインストールが可能です。ただし、この変更は単なるメディアの変更であり、このことよって新たな利便性が提供されるわけではありません。例えば DVD の時と同じように、最新バージョンが反映されていない事が多いので、あくまでダウンロードできないときの代替手段としてご利用いただく事になります。また、DVD の時と同様にオプションとして提供されていますので、納品物として無償提供が約束されているわけではありません。

以上、新規にライセンスをご購入いただいた場合には在庫がある限り納品時にこれをお付けしていますが、その他の場合、例えばダウンロードによるインストールに不具合が生じた場合などにも可能な限りご用意させていただきますので、緊急時にはお問合せください。

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Altium Designer 14 スプリングキャンペーン

本日 4月21日より、Altium Designer 14 スプリングキャンペーンが始まりました。期間は 6月25日までです。このキャンペーンでjは、 Altium Designer 14 を通常価格の 10% – 25% 引きの価格で購入することができます。

まず今回のキャンペーンの対象品目と価格の一覧表をご覧ください。

Altium Designer 14 スプリングキャンペーン価格 (単位は円 / 税別)

品  通常価格 特別価格 値引率
Altium Designer SE(PCB無) スタンドアロン 291,000 261,900 10%
Altium Designer SE(PCB無) オンデマンド 324,000 291,600 10%
Altium Designer SE(PCB無) プライベートサーバー 313,000 281,700 10%
Altium Designer (PCB付) スタンドアロン 695,000 625,500 10%
Altium Designer (PCB付) オンデマンド 774,000 696,600 10%
Altium Designer (PCB付) プライベートサーバー 748,000 673,200 10%
Altium Designer (PCB付) スタンドアロン・他社から乗換 521,250 25%
Altium Designer (PCB付) オンデマンド・他社から乗換 580,500 25%
Altium Designer (PCB付) プライベートサーバー・他社から乗換 561,000 25%
Altium Designer SE(PCB無)アップグレード 280,000 224,000 20%
Altium Designer (PCB付)アップグレード 664,500 531,600 20%
クロスアップグレード、2013-03-15 以降のご購入分より 412,300 371,070 10%
クロスアップグレード、2013-03-15 以前のご購入分より 569,900 512,910 10%

 
今回のキャンペーンでも、前回の Altium Designer 14 リリースキャンペーンと同様に多くの品目が対象になっています。ただし Altium Vault は含まれていません。

また、他社製品からの乗り換えも前回同様 25% の値引き価格で提供されており、値引率から見るとこれが今回のキャンペーンの目玉商品になっています。この乗り換え元対象商品は、Altium Designer と同価格帯またはそれ以上の価格の他社製 PCB CADであれば全てが対象になります。ただし、対象商品の保有を証明する資料をご提示いただくことが必要です。  この乗り換えに際しては乗り換え元対象商品の廃棄または使用停止」は求められていませんので、他社製品をお持ちの場合にはお気軽にご利用ください。

以上、今回のキャンペンに関するお問合せ、見積依頼、評価版ライセンスのご請求は、こちらのフォーム または info@anvil.co.jp にて承っておりますので、お気軽にお申し付けください。

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Altium Designer FAQ. プロテルユーザー編

* 更新:2015/10/18

Altium Designer は以前 Protel(プロテル)の名称で販売されていた CADツールの後継製品です。Altium では Protel 2004 を最後に Protel ネームの使用を取りやめ、2005年後半から 2006年にかけて Protel から Altium Designer へのブランドの切り替えが行われました。

このブランドの切り替えからほぼ 10年が経過しましたが、まだまだ多くの Protel CAD ツールが現役で稼動しており、4月 14日の Windows XP のサポート終了を受け Altium Designer への移行の気運が高まっています。

Altium Designer は Protel が正常に進化した上位互換の後継製品です。しかし名前が変わったことにより、移行に慎重になっておられる方も多く、今まで数多くのお問合せをいただきました。

Q1. Altium Designer では以前のプロテルで作成した回路図や PCB、ライブラリを読込めますか?
A. Womdows 版で作成されたものであればすべて読込みできます。

Womdows 世代の全バージョンをサポートしています。プロテル DOS 世代の技術で開発された CircuitMaker 2000 で作成されたファイルの読込も可能です。Protel から Altium Designer への移行術

Q2. Altium Designer で作成した回路図や PCB を以前のプロテルフォーマットで保存できますか?
A. 古い Womdows 版 のフォーマットでの保存が可能です。

回路図ファイルは Protel 99 SE、PCB はAdvanced PCB 2.8 のフォーマットで保存できますので、それ以後のバージョンであれば、Altium Designer で作成し保存したものを旧バージョンで読込むことができます。 他社製品及び Altium 旧製品との互換性 Protel 99 SE から Altium Designer への移行

Q3. Altium Designer は以前のプロテルからどれくらい進化していますか?またどこがちがいますか?
A. 機能は別物のように進化しています。旧製品のコマンド体系を踏襲しており移行は比較的容易です。

日本語環境の日本語化が進みメニューとダイアログボックスが日本語化されました。PCB では日本語の入力が可能になった他、面付けロゴデータの貼り付け3D 表示などの機能が加わり別物のように進化しています。 Altium Designer 10、Protel 99 SE からの進化

ここまでは Altium Designer へのアップグレードの検討中によくいただくお問合せです。そしてここからは、アップグレードされた後によくいただくお問合せです。2002年の Protel DXP リリースのタイミングで機能が大きく変更されあしたが、この時のアップデートに戸惑われている方が多いようです。

Q4. ネットリストの読み込み方がわかりません。
A. ネットリストの読込コマンドは無く、コンペア機能を使って読込を行います。

Altium Designer にネットリストの読み込みコマンドがありません。 Altium Designer は、2つのデータの 間の違いを比較することができる、強力なcomparator engine(コンパレータ・エンジン)を備えており、ネットの読み込みはこの機能を利用して行います。入力ソース(ネットリスト)とターゲット(空の PCB レイアウト)の違いを検出し、両者に違いが見つかれば一方のデータを更新して一致させます。PCB データが空の状態であればネットリストに含まれている部品を全て PCB 上に呼び出すことにより、両者のデーターは一致します。 ネットリストの読み込み手順

Q5. 古い回路図からの PCB データの更新がうまくいきません。
A. コンポーネント ID をリセットしてみてください。

Protel 99 SE 以降、回路図と PCB とのリンクは、デジグネータ(部品のリファレンス番号)でななくコンポーネント ID によって行われます。Protel 98 以前の回路図シンボルにはこのコンポーネント IDは存在しませんので、回路図と PCB を正しくリンクさせることができません。このため Update-PCB コマンドを起動した時に部品の欠落が生じます。このような場合には、コンポーネント ID をリセットしてください。 Update PCB とコンポーネント ID

Q6. PCB の変更を回路図に反映する方法がわかりません。
A. ECO ではなく Update Schematic コマンドを使います。

Altium Designer は強力なコンパレータ・エンジンにより回路図とPCB の間の差分を検出することができます。Update Schematic コマンドでこの差分の訂正を行うことにより、PCB に加えられた変更を回路図に反映します。単純な ECO とは異なり両者のデータの整合が保証されます。

Q7. .一括変更のやりかたがわかりません。
A. グローバルエデットではなく類似オブジェクトの選択とインスペクタを使います。

Protel 99 SE までのバージョンでは、プロパティ画面からグローバルエデット・ボタンを押すことにより、一括変更を行うことができましたが、Altium Designer ではこの機能がなくなり、代わりに類似オブジェクトの選択とインスペクタ(Find Similar Objects / Inspector )を利用します。 グローバルチェンジが無い

Q8. 不要なジャンクション・ドットの消し方がわかりません。
A. 自動的に発生するジャンクションを消すことはできません。

Altium Designer ではワーヤーの接続箇所に対して自動的にジャンクション・ドットを発生させる機能を備えており、この機能を無効にすることはできません。もし意図しない部分にジャンクションが発生した場合には、Altium Designer のルールにあわせて回路図を修正することが必要です。 ジャンクションの恐怖 続ジャンクションの恐怖

Q9. PCB に部品が呼び出されたときに現れる四角い箱は何?
A. Room 機能により、回路図シートごとに部品がグループ化されたものです。

回路図シート単位で部品がグループ化され、グループ内の部品をまとめて移動したり、グループごとに異なるデザインルールを適応したりすることができます。たとえば 1枚の基板上に実装する回路の電源部と信号処理の部分の回路がそれぞれ別のシートに描かれていた場合には、電源部と信号処理の部分が別々の Room にグループ化されます。なお Room は選択して Delete キーを押すことにより解除できます。また Room が発生しないように設定変更することもできます。 Room が邪魔なときには…

Q10. ガーバーインができません。
A. Altium Designer で作成したガーバーデータしか読めないように作られています。

Altium Designer の PCB ツールのガーバー入力は、ガーバーファイルのヘッダーを解析し、Altium Designer で作成したガーバーファイル以外は読み込まないように設計されています。よって、他社製品で作製されたガーバーデータを PCB エディタに取り込む場合には、付属のガーバーエディタを経由する必要があります。このガーバーエディタととの併用によるリバースエンンジニアリング機能を用いて、他社製品で作製されたガーバーデータをインテリジェントな Altium Designer の PCB データに変換することができます。ガーバーインとリバースエンンジニアリング機能

Q11. 基板外形の作成方法が良くわかりません。
A. Board Outline オブジェクトを使います。

Protel 99 SE までのバージョンでは、基板外形をキープアウトレーヤに作製していましたが、Altium Designer では Board Outline オブジェクトを用いて作製します。Board Outline 自体はガーバー出力できませんが、Board Outline を基準にして基板外形のルーターデータを出力する機能が用意されています。 Altium Designerの基板外形

Altium Designer へのアップグレード価格などのお問合せは info@anvil.co.jp、機能や使い方に関するお問合せは support@anvil.co.jp  までお気軽にどうぞ。

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2014年、春の連休期間中の営業日程

今年も間もなくゴールテンウィークがやってきます。アンビル コンサルティングではこの期間中、以下のスケジュールで営業いたします。

  • 5月4日(日)まで – カレンダーどおりに営業・休業いたします。
  • 5月5日(月)と 5月 6日(火)  – 休業いたします。
  • 5月7日(水)以降 – カレンダーどおりに営業・休業いたします。

なお休業中も時々メールの受信確認を行う予定です。お返事を差し上げることができる場合もございますので、緊急の用件などがございましたら info@anvil.co.jp までご連絡ください。

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Altium Designer 旧バージョンのインストールと認証

今週に入った途端、急に Altium Designer の再インストールの手順についての問合せが増えました。

Windows XP から Windows7/8 への移行による再インストールが必要になったという事なのですが、 Altium Designer のインストール・認証に必要な情報が十分であることが、が急激な問合せ増加の原因です。

旧バージョンの Altium Designer は、現在ユーザー様側からアクセスできる情報と手段では認証ができませんので、あれこれ試す前に お問合せ ください。

Altium Designer 10 以降のバージョンでは My Accountでの認証が可能ですが、それ以前のバージョンでは AltiumLive Dashboard 以外では認証ができません。またインストールプログラムのダウンロード先は非公開です。このため、Summer 09 以前のユーザーはまず AltiumLive アカウントの取得が先決であり、このためには代理店へのコンタクトがどうしても必要になります。

また以前は Altium Account Manager での認証が可能でしたがこれはすでに廃止されており、その機能が AltiumLive Dashboard に引き継がれています。加えてて e-mail による認証サービスも終了しており、旧バージョンのユーザーによってはこの  Dashboard が唯一のライセンス認証手段になります。

新旧Altium Designer ライセンス認証サービスの現状

製品名・バージョン Web e-mail Dashboard My Account
Protel 2004
Altium Designer 6
Summer 08
Winter 09
Summer 09
Altium Designer 10/12
Altium Designer 2013
Altium Designer 14

 なお Altium Designer ユーザー情報サイト では  Altium Designer のセットアップ等、運用に役立つ技術情報が豊富に提供されていますのでご利用ください。

以上、不明点については お気軽にお問合せ ください。

http://altium.designer-info.net/

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NET-TOOL 販売終了のご案内

まことに勝手ながら、ネットリスト変換ツール NET-TOOL++ Ver7 および NET-TOOL ad の販売を終了させていただく事になりました。

メーカーでは NET-TOOL++ Ver7 と NET-TOOL ad の両製品とも Windows7 以降の OS に非対応であることから、すでに生産を取り止めています。このため NET-TOOL++ Ver7 については今後ご注文をお受けすることはできません。また NET-TOOL ad については、弊社の在庫がか無くなりしだい販売を終了させていただきます。なおこの NET-TOOL ad の対応 OS は Windows VISTA までです。

なお、後継商品の販売予定はございません。また販売終了に伴う代替手段のご提案もございませんが、 NET-TOOL Lite を弊社サブスクリプションユーザ様向けに無償で提供 させていただいておりますので、用途は限定されますがこれをご利用いただく事ができます。

この NET-TOOL Lite は、以下の 4種類のネットリストの間のフォーマット変換を、任意の組み合わせで行うことができます。

  • Protel
  • Protel2
  • Cr3000(.ccf)
  • Cr5000(.ndf)

Protel とCr3000/5000 との間の変換だけでなく、Protel とProtel2 との間 での変換や、ccf と ndf の間での変換にもご利用いただけます。参考のため、Protel ネットリストから ccf 及び ndf への変換結果をご紹介します。

 Protel フォーマット

[
C1 RAD-0.3 Cap
]
[ C2 RAD-0.3 Cap
]
[
JP1 HDR1X2 Header 2
]
[
Q1 TO-92A 2N3904
]
[
Q2 TO-92A 2N3904
]
[
R1 AXIAL-0.3 Res1
]
[
R2 AXIAL-0.3 Res1
]
[
R3 AXIAL-0.3 Res1
]
[
R4 AXIAL-0.3 Res1
]
(
D1 JP1-2 Q1-1 Q2-1
)
(
NetC1_1 C1-1 Q1-2 R1-1
)
(
NetC1_2 C1-2 Q2-3 R4-1
)
(
NetC2_1 C2-1 Q1-3 R3-1
)
(
NetC2_2 C2-2 Q2-2 R2-1
)
(
NetJP1_1 JP1-1 R1-2 R2-2 R3-2 R4-2
)

Cr3000(.ccf)フォーマット

$CCF{
     DEFINITION{
                RAD-0.3:C1,C2;
                HDR1X2:JP1;
                TO-92A:Q1,Q2;
                AXIAL-0.3:R1,R2,R3,R4;
               }
     NET{
                D1: JP1(2),Q1(1),Q2(1);
           NetC1_1: C1(1),Q1(2),R1(1);
           NetC1_2: C1(2),Q2(3),R4(1);
           NetC2_1: C2(1),Q1(3),R3(1);
           NetC2_2: C2(2),Q2(2),R2(1);
          NetJP1_1: JP1(1),R1(2),R2(2),R3(2),R4(2);
        }
    }

Cr5000(.ndf)フォーマット

“NetC1_1”     :       : “RAD-0.3”            : “Cap”               : “C1”        : “1”  ::::;
“NetC1_2”     :       : “RAD-0.3”            : “Cap”               : “C1”        : “2”  ::::;
“NetC2_1”     :       : “RAD-0.3”            : “Cap”               : “C2”        : “1”  ::::;
“NetC2_2”     :       : “RAD-0.3”            : “Cap”               : “C2”        : “2”  ::::;
“NetJP1_1”    :       : “HDR1X2”             : “Header 2”          : “JP1”       : “1”  ::::;
“D1”          :       : “HDR1X2”             : “Header 2”          : “JP1”       : “2”  ::::;
“D1”          :       : “TO-92A”             : “2N3904”            : “Q1”        : “1”  ::::;
“NetC1_1”     :       : “TO-92A”             : “2N3904”            : “Q1”        : “2”  ::::;
“NetC2_1”     :       : “TO-92A”             : “2N3904”            : “Q1”        : “3”  ::::;
“D1”          :       : “TO-92A”             : “2N3904”            : “Q2”        : “1”  ::::;
“NetC2_2”     :       : “TO-92A”             : “2N3904”            : “Q2”        : “2”  ::::;
“NetC1_2”     :       : “TO-92A”             : “2N3904”            : “Q2”        : “3”  ::::;
“NetC1_1”     :       : “AXIAL-0.3”          : “Res1”              : “R1”        : “1”  ::::;
“NetJP1_1”    :       : “AXIAL-0.3”          : “Res1”              : “R1”        : “2”  ::::;
“NetC2_2”     :       : “AXIAL-0.3”          : “Res1”              : “R2”        : “1”  ::::;
“NetJP1_1”    :       : “AXIAL-0.3”          : “Res1”              : “R2”        : “2”  ::::;
“NetC2_1”     :       : “AXIAL-0.3”          : “Res1”              : “R3”        : “1”  ::::;
“NetJP1_1”    :       : “AXIAL-0.3”          : “Res1”              : “R3”        : “2”  ::::;
“NetC1_2”     :       : “AXIAL-0.3”          : “Res1”              : “R4”        : “1”  ::::;
“NetJP1_1”    :       : “AXIAL-0.3”          : “Res1”              : “R4”        : “2”  ::::; 

 

また NET-TOOL Lite は古いソフトウェアであり、新しい環境での動作保証はされていませんが Windows7 上で実用になることが報告されています。

 なおこの  NET-TOOL Lite  はサポートの対象外ですので、現状で使える範囲内で自己責任にてご利用ください。

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Altium Designer アカデミックサイトを開設

Altiun Designer には回路設計に必要な一連の機能を全て含まれており、それぞれの機能はハイエンドのツールに勝るとも劣らない能力を備えています。しかも各機能は高度な統合環境により一体化されており非常に非常に使いやすくまとめられています。加えて、価格も手ごろなことから広く設計・開発の現場に普及しています。

この事はとりもなおさず、教育用としても最適なツールであることを意味します。そしてさらに教育用途に対してはアカデミック価格が適応され、授業で大量に使用する場合においても過度な経費負担無しに導入が可能です。

このように Altiun Designer は教育用としても他を圧倒する優れたツールでであることに疑いの余地はありません。そこでこのAltiun Designer の良さを教育関係者の皆様にご紹介するt為に、アカデミック専用サイト Altium Designer アカデミックを開設しました。 

altium_academic

今のところこのサイトのコンテンツは、全て他のサイトからの転載であり目新しい情報はありません。しかい、教育機関向けに必要な情報だけで構成されていますので、必要な情報に容易に辿り着くことができます。また今後は教育機関向けの独自の情報も掲載する予定ですので、せひともご利用ください。

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