Altium Designer FAQ.導入検討編

* 更新:2015/10/18

導入検討に際しては、機能面だけでなく、製品構成などについても多くのお問合せをいただきます。そこでこのようなお問合せを含めて件数の多いいものをピックップしました。

Q1. 回路図エディターを探していますが、どれを選べばよいですか?
A. Altium Designer SE( 基本セット)をお選びくださ-い!

電子回路を設計に携わるエンジニアにとって、回路図エディターはワープロのような必需品ですがアルティウムには単体の回路図エディターは販売されていません。しかし、Altium Designer には、PCB 設計機能の無い Altium Designer SE が用意されています。この製品は、回路図エディターに加え、アナログ/デジタル混在シミュレータや FPGA 開発機能を含む非常に多機能な製品ながら、単体の回路図エディターと同等の価格で販売されています。回路図エディターをお探しの場合にはこのAltium DesignerSE をお選びください。回路図エディターをお探しの皆様方へ FPGA 機能付の回路図エディタ Altium Designer 基本セット Altium Designer 拡張セットと基本セットの併用

Q2. 基板設計ツールを探していますが、どれを選べばよいですか?
A. Altium Designer 拡張セットをお選びください!

回路図エディターと同様、アルティウムには統合ツールしか用意されておらず、プリント基板レイアウト用として単独に販売されている製品はありません。このような場合には PCB 設計機能を含む、Altium Designer (PCB付き製品)をお選びください。 PCB ツールをお探しの皆様方へ プロフェッショナルな PCB ツール Altium Designer 拡張セット Altium Designer 拡張セットと基本セットの併用

Q3. Altium Designer の評価版はありますか?
A. 30日間、全機能を無償でお試し頂けるトライアルライセンスが提供されています。

トライアルライセンスが無償で提供されており、Altium Designer (PCB付)を 30日間お試しいただけます。トライアルライセンスで提供されるプログラムとその機能は、期間が30日間に制限されている事以外、拡張セットと全く同じです。このため、製品版ライセンスをご購入いただいた場合には、そのまま製品版ライセンスで認証して利用できますので、プログラムの再インストールは不要です。Altium 評価版 Altium Designer トライアルショュプ

Q4. OrCAD Capture で描かかれた回路図や PADSで作成された PCB ファイルを読めますか?
A. 可能です! OrCAD PADS 共、回路図と PCB ファイルの両方の読込が可能です。

OrCAD Capture、OrCAD Layout、OrCAD PCB(Allegro)、PADS PCB PADS Logic回路などのファイルが読込めます。ただし読込可能なフォーマットのバージョンに制限がありますので、事前に Altium Designer の試用版を使ってお試しください。 OrCAD で作成された回路図や PCBデータの読み込み PADS で設計された PCB と回路図の読み込み

Q5. Cr5000 で作成された PCB ファイルを読めますか?
A . 残念ながら、読込めません! しかしガーバーファイルを読込み、絵柄の再現が可能です。

あいにく Altium Designer では日本製 CAD ファイルの読込みを一切サポートしていません。国産の CAD で作成された PCB データの再利用が必要な場合には、ガーバーファイルの読込みと、リバースエンジニアリング機能をご利用ください。手間はかかりますが、リバースエンジニアリング機能を利用すると、ガーバーファイルからインテリジェントな CAD ファイルへの変換が可能です。 ガーバーインとリバースエンンジニアリング機能

Q6. 会社で購入したライセンスを自宅の PC にインストールして利用できますか?
A. オンデマンドライセンスをご利用いただくことにより可能です。

Altium Designer では スタンドアロン、オンデマンド、プライベートサバー(フローティング)の 3種類のライセンスタイプ が提供されています。このうちの、オンデマンドライセンスでは、プログラムをインストールできる PC の数に制限はありませんので、自宅の PC にもプログラムをインストールして、自宅で使用することができます。ただしインターネットへの接続が必要です。 Altium Designer の 3種類のライセンスタイプ

Q7. ライセンスをノート PC にインストールして出張先に持ち出すことはできますか?
A. オンデマンドライセンスをご利用いただくことにより可能です。

自宅で使用する場合と同様、オンデマンドライセンスの利用により、インターネットに接続できればどこででも使用することができます。インターネットに接続できない出先でも、インターネットに接続できる環境で、事前にオンデマンドのローミングモードまたはスタンドアロンに切り替えておくことにより使用できます。 Altium Designer の 3種類のライセンスタイプ

Q8. 日本で購入したものを海外の工場で使うことができますか?(追記:2012年9月6日)
A. 出張等による一時的な利用であれば可能です。

ライセンス使用許諾契約で許可されているかどうか?ということになりますが、通常国内で販売されているものはコンチネンタルライセンスと呼ばれるものであり、国内での使用に限定されています。しかし、一時的であれば国外で使用することが認められていますので、海外出張時に出先で使用することが可能です。ただしコンチネンタルライセンス海外での恒久的な使用は認められていませんので、海外転勤などで帰国日程が決まっていない場合には、使用地域が制限されていないワールドワイドライセンス(グローバルライセンス)の購入が必要です。 使用許諾契約書|Altium Designer の一時使用条項  複数の Altium Designer ライセンスの発行形態

Q9. 日本語に対応していますか?日本語マニュアルはありますか?
A. 画面は日本語化されてます。しかし日本語マニュアルは完全ではありません。

ダイアログボックスとメニューは日本語化されており、英語表示と日本語表示の切替が可能です。しかし、完全な取扱説明書やリファレンスマニュアルは用意されていません。これに代わるものとして、機能・使用方法に関する断片的な資料が日本語化されています。弊社ではこれを補うために独自にガイドブックを用意し、弊社ユーザーの皆様に提供しています。 Altium Designerの日本語環境 アルティウムの日本語ドキュメント Altium Designer 保守ユーザー様向け日本語資料  Altium Designer 15 導入ガイド

Q10. フローティングライセンスはありますか?また後でライセンスの追加はできますか?
A. フローティングライセンスをご購入いただき、追加購入によりユーザー数の追加が可能です。

Altium Designer では スタンドアロン、オンデマンド、プライベートサバー(フローティング)の 3種類のライセンスタイプ が提供されています。 このうちオンデマンドライセンスでは、社内・社外を問わずライセンスの共有が可能ですので、多くのユーザーがライセンスを固有する場合でも、まずオンデマンドの利用をご検討ください。

Q11. Windows 7 に対応していますか?
A. Altium Designer 10 は Windows 7 に正式対応しています。

Altium Designer 10 以降 Windows 7 32Bit と 64Bit に正式対応されました。Windows XP、Windows Vista、Windows 7 に対応していますので OS が混在する環境でも安心です。Altium Designer の旧バージョンでも Windows7 でも動作するようですが正式対応ではありません。もし旧バージョンで動作が不安定な時には Altium Designer 10 への移行をご検討ください。なお Altium Designer 10 では Windows 7 home premium をサポートしておりませんのでご注意ください。

以上は今年、新規に Altium Designer の導入を検討中の方々から数多くいただいたお問合せの TOP11 ですが、旧製品ユーザ様からは上記以外のお問合せを数多くいただいております。そこで番外偏として、この旧製品ユーザ様ならではのお問合せ TOP3 を以下にご紹介します。

Q12. プロテルの回路図エディターから移行する場合、後継はどれになりますか?
A. Altium Designer 基本セット がプロテル回路図エディターの後継です!

以前プロテルでは回路図エディターを単体で販売していましたが、アルティウムには統合ツールしか用意されていません。アルティウムではこの回路図エディターの後継としてAltium Designer SE を販売しています。この製品はフルセットび Altium Desugner から、PCB 設計機能を省いたものであり、アナログ/デジタル混在しキュレータや FPGA 開発機能を含む非常に多機能な製品ながら、一般的な他の回路図エディタtと同等の価格ですので大変お買い得です。回路図エディターをお探しの皆様方へ FPGA 機能付の回路図エディタ Altium Designer 基本セット

Q13. プロテルの PCB ツールから移行する場合、後継はどれになりますか?
A. Altium Designer 拡張セット がプロテル PCB ツールの後継です。

以前プロテルでは PCB ツールを単体で販売していましたが、アルティウムには統合ツールしか用意されていません。アルティウムではこのプロテル PCB ツールの後継として、PCB 設計をはじめとする Altium Designer の全機能を備えた Altium Designer を販売しています。  PCB ツールをお探しの皆様方へ  プロフェッショナルな PCB ツール Altium Designer 拡張セット

Q14. 古いプロテルで作成した回路図や PCB データを読み込んで再利用できますか?
A. 全ての旧バージョンで作成した回路図・PCB ファイルを読込み可能です!

Altium Designer では プロテルの全ての旧バージョンで作成したファイルを読込むことができなす。旧バージョンでの保存も可能ですが、全ての旧バージョンをサポートしているわけでなありません。また旧バージョンで保存する場合には、旧バージョンでサポートされていないオブジェクトが欠落しますので注意が必要です。 Protel 99 SE から Altium Designer への移行   Protel から Altium Designer への移行術

Q15. 標準ライブラリにはどれくらいの部品が含まれていますか?
A. ボードレベル用として 約 100,00種類の部品が提供されています。

ボードレベル用として  100,000種類の部品が提供されており、以下のページから入手することができます。
http://wiki.altium.com/display/ADOH/Download+Libraries
http://designcontent.live.altium.com/

以上、お問合せや見積依頼を info@anvil.co.jp または Altium Designer お問合せフォーム にて承っておりますので、お気軽にご連絡ください。

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